2018年8月4日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のロサンゼルスドジャース戦に先発し11勝目をあげたヒューストンアストロズのジャスティン・バーランダーとドジャースのピーダーソンとの8回裏の激熱対決についてメジャーで活躍した石井一久がフリーアナウンサーの上田まりえと共に語っています。
【この日のバーランダーの投球内容】
7回2/3、105球、被安打4、奪三振14、四死球1、失点1
今季11勝6敗 防御率2.19 (8/4の試合終了時点)
【バーランダーの試合後のコメント】
バーランダー ストレートが良かったから、他の球種も生きた。
アナ バーランダー投手、圧巻のピッチングでした。エンゼルスから移籍してきたマルドナード選手と初めてバッテリーを組みましたが、相性も良さそうでしたね。
石井 そうですね。本人も話していましたけど、今日はフォーシームが良かったですよね。フォーシームを50%以上使って配球を組み立てたことで、変化球も生きていましたよね。
アナ はい。
石井 8回のドジャースのバッターピーダーソン選手の場面を見て頂きたいんですけど、カウントが3ボールになってからですよね。1回にホームランを打たれている打者なので、警戒をしていて3ボールになったと思うんですけども、3ボールになった後に立て続けにフォーシームを投げてファールになってフルカウントとなり、最後ですよね。最後にスライダーで三振を取ったんですけど、この場面で3ボールの後にフォーシームを2球投げた後のスライダーがほぼ同じ軌道から急激に落ちてきて空振り三振。
アナ はい。
石井 だいたいのスライダーは、もうちょっとフォーシームの角度とは違うので、ピーダーソンも最初にフォーシームに見えたんじゃないかなと思いますよね。
アナ はい。
石井 かなり打ちづらい球種になったでしょうね。
アナ キャッチャーのマルドナード選手と話し合うシーンもありましたが、あれはサインが合わなかったということですか?
石井 合わないというか、キャッチャーが首を振っていたんですよね。それはピッチャーに対して首を振れというサインなんですけども、それをやった後にバーランダー投手がマルドナード選手をマウンドに呼んだんですよね。そこは、サインが決まらないというよりは、どっちかと言うと間を空けたかった。
アナ はい。
石井 ピーダーソンとの対決で最後に間を使って最後にスライダーを投げて勝負したかったというところでベテランらしい間の取り方だったんじゃないかなと思います。
この日の試合動画 ピーダーソンとの対決は8回裏
以上です。
8回のピーダーソンとの対決の場面は激熱でした。バーランダーは色んな駆け引きもできて素晴らしい勝負勘を持った投手です。