2018年8月25日にABCテレビで放送された「虎バン」で活躍した翌年に伸び悩む阪神タイガースの若手たちについて赤星憲広がABCアナウンサーの高野純一と共に色々と語っています。
アナ 1年ぶりに虎バンに出演の赤星さんですけど、思うところがたくさんあると思います。今シーズンのタイガースはズバリどうでしょう?
赤星 正直厳しい言い方になりますけど、去年と比べて良くなったところがあまり無いなと感じるシーズンになっていますね。
アナ そうですか・・・。どういうところでしょうか?
赤星 やっぱり結局、今シーズンも糸井選手と福留選手頼みというか、そこを変えることができなかった。だからこそ、福留選手がスタメンで出場しないことで相手に与えるプレッシャーみたいなものが掛けられなくなっていますし、あとは若い選手たちが試合にたくさん出ているんですけど。
アナ はい。
赤星 僕は3年続けて一人前のレギュラーだと思っているんですけど、やっぱり2年3年続けて活躍できる選手というのが出て来ていないというのがありますよね。まあ、北條選手が今は結果を出していますけど、昨年苦しみましたし。(※放送時の北條の打率.328、2017年の打率.210)
アナ はい。
赤星 あとは高山選手と中谷選手が2年続けてとなると、なかなか結果が続かないというのがすごくあるので、ちょっとなかなか若手が育たない1年になってしまったなという気がしますよね。
アナ その若手選手が殻を破るためにはどういうことが大事になってきますか?
赤星 色々と監督とかコーチ陣も色んなアドバイスをしていると思うんですけど、僕は最終的には本人の自覚。
アナ はい。
赤星 そして、試合の中での対応力というのが必要になってくると思うんですよね。
アナ うーん。
赤星 アドバイスとかデータとかっていうのは、もちろん試合前に出してくれますけど、もう試合になったら1対1のピッチャーとバッターの勝負なんですよ。
アナ はい。
赤星 その中でどう結果を出していくかというのは、やっぱりこれは選手ですよ。
アナ うーん。
赤星 選手の責任だと思いますし、そのへんが1年結果を出せた。じゃあ、相手が2年目に研究してくるのは当然のことなんですけど、それを上回れることが出来ないからこそ、ここ2年3年と続けて結果が出ないのかなとは思いますけどね。
アナ 練習をたくさんしているのは私たちも見ているんですけど。
赤星 見てますよね。
アナ はい。
赤星 だから、練習だけじゃなくてゲームの中での対応力というのは本人たちで打破するしか僕はないと思いますけどね。
以上です。
監督やらコーチのせいにする人がめちゃくちゃ多いですけど、ハッキリ言ってしまえば最後にやるのは本人です。ただ、指導者も正しい方向に導くようなアドバイスをしないといけませんけどね。