2018年10月18日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でセ・リーグ、クライマックスシリーズのファイナルステージ、広島カープvs.読売ジャイアンツの2戦目、広島の新井貴浩の同点打、菊池涼介の逆転打について元中日の谷沢健一、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元横浜の野村弘樹がフジテレビアナウンサー内田嶺衣奈と共に語っています。

 

アナ これで広島は2連勝で2年ぶりの日本シリーズに王手をかけました。

 

谷沢 かけたね。強かったね。苫篠さん、8回裏です。

 

苫篠 はい。

 

谷沢 1点ビハインドの8回裏2アウト、フォアボールでランナー1塁で代打新井。もう引退を感じないよな。

 

苫篠 そうですよね。それとマツダスタジアムの空気がね(笑)

 

谷沢 うん。

 

苫篠 スゴい異様な雰囲気でした。

 

谷沢 私は2つファール打った後に上本が盗塁したでしょ。この2つのファールで非常に落ち着いたよね。

 

苫篠 そうですね。それと緒方監督もじっとしていても点がなかなか入らないので、あそこで動きを見せて勝負を賭けにいきましたよね。

 

谷沢 はい。

 

苫篠 そして新井がここで打つのか、というぐらいの場面で打って異様な雰囲気になったんですよね。

 

谷沢 野村さん、あそこで2つファールを打って、そこで低めの変化球を狙ったような打ち方でした。

 

野村 そうですね。まあ、技ありの一発なんですけども、ランナーが2塁に行ったことがああいうバッティングに繋がったと思うんですよね。ランナー1塁だと逆方向を考えないといけない。

 

谷沢 引き付けることができたからね。

 

野村 そうでしょうね。

 

谷沢 そして菊池の決勝ホームラン。

 

苫篠 新井と菊池は普段からお兄ちゃんと弟みたいな関係なんですけどね。菊池というのは、『えぇ?』っというような、言ってみるとしょうもないバッティングをするときもあるんですよ。

 

谷沢 ハハ(笑)

 

苫篠 だけど、大舞台になればなるほどの集中力がね。これは侍ジャパンでもそうなんですけど、大舞台になればなるほど力を発揮する選手。

 

谷沢 うん。

 

苫篠 今日もそれを示してくれましたよね。

 

谷沢 野村さん、今年の菊池はバッティングがあまり良くなかったよね。

 

野村 そうですよね。

 

谷沢 ただ、余りある貢献というかね。

 

野村 守備だけでもだいぶ防御率を稼いでいますよね。決勝ホームランも2ボールから真ん中の球を簡単に見逃したかと思えば、こうやって一撃で仕留める。

 

谷沢 うん。クライマックスに懸けているよね。

 

野村 思い切りの良さが健在ですよね。あそこであれだけ振れるというのもね。

 

 

以上です。

新井さんの同点打で勢いがつきました。

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