2014年にフジテレビの「すぽると」で放送された100人が選んだナンバーワン 変化球部門を紹介します。ナレーターと選手の語りと共に進行します。
変化球部門 第3位
井納翔一 五十嵐さんのナックルカーブはモニターで見ていても凄く曲がってましたし。投げられるなら投げてみたい。
3位はソフトバンク・五十嵐亮太のナックルカーブ(5票)。ヤクルト時代は浮き上がる速球が際立っていたがメジャーに渡りナックルカーブを習得。カーブより恐ろしいキレと不可解な変化球でバッターを翻弄。自己最高の防御率(1.52)をマークした。これには元チームメイトも脱帽する。
石川雅規 同じチームの選手も言いますけど、見たことないくらい変化するというか。本当に凄い変化だと思います。僕も練習してるんですけどなかなかできないんですよ。
変化球部門 第2位
小林誠司 多分、もう打つことはできないと思うんで。
三浦大輔 体に当たるかなと思ったのがストライクでしたから。
バレンティン 両リーグで一番いいスライダー。
山井大介 マエケンのスライダーが消えるんですよね。
阿部慎之助 やっぱマエケンのスライダーじゃない?
大瀬良大地 バッターの近くであれだけ曲がるのは凄いんじゃないかと思います。マエケンさんのスライダーに近付けるように頑張りたいなと思います。
2012年に頂点に立った広島・前田健太のスライダー(14票)。キレや球威も更に増し七色の変化を持つといわれるまで進化。5年連続2桁勝利を達成した。
残すは1位。その前に。スピードボール部門でトップに立った大谷翔平がなんと5位(3票)にランクイン。選ばれた変化球とは。
大引啓次 あれだけの真っ直ぐがあってベース板に落ちるフォークボールを投げられたら誰もバット止まらないし打球が飛んでこないだろうなと思ってますけどね。
193センチの長身から投げ下ろすフォークボール。160キロを超える速球があるからそこ変化球がより効果的に二十歳ながらマウンドで見せる投球術はやはり怪物そのものだった。
変化球部門 第1位
岸孝之 もうやっぱり金子さん。
平野佳寿 金子ですかね。
藤浪晋太郎 金子千尋さんのチェンジアップとか。
森唯斗 金子選手・・・のチェンジアップですかね。
文句なしの第1位はオリックス・金子千尋のチェンジアップ(31票)。球界を代表するピッチャーたちが挙げるこの変化球は、一体バッターにはどう映っているのか。
銀次 途中まで真っ直ぐに感じますね。それで打ちにいくとまだボールがきてない。「あれ?」みたいな感じですね。
松井稼頭央 2回振れるよあれ。うん。
柳田悠岐 落ちるっていうか止まるっていう感覚ですね。
ストレートと同じ軌道で入りバッターの手元で急に減速。特に2014年の5月31日の巨人戦で見せたモノは驚異的。
坂本勇人 あんなに腕を振ってもしっかり緩いボールを投げれるっていうのは金子さんだけかなと思います。
次々と三振の山を築き9回をノーヒットに抑え込むピッチング。まさにチェンジアップの威力が証明された一戦だった。この魔球を武器に変化球部門のナンバーワンに輝いた。ただ、金子の凄さはこれだけではない。中にはこんな意見もある。
牧田和久 まあ、どの球種もコントロールもいいですしキレもいいんで。
村田修一 強いてあげられないくらい変化球のバランスを持っている。
なんと甲乙付けられず『全球種』という意見が4位にランクイン(4票)。チェンジアップにカーブ、カットボール、フォークなどが加わるともう誰も手が付けられない。そんな金子はピッチャーナンバーワンの称号・沢村賞を獲得。
1位の金子のコメント
金子千尋 ストライクを取るときに追い込んでから投げるときも、まあ自分が持ってる変化球の中ではチェンジアップは自信がある方かなと思いますね。自分は変化球ピッチャーだと思っているので、そういう意味では選手のみんなに評価されたというのは嬉しいですね。
変化球部門 ランキング2014
選手 | 球種 | 票数 | |
1位 | 金子千尋 | チェンジアップ | 31 |
2位 | 前田健太 | スライダー | 14 |
3位 | 五十嵐亮太 | ナックルカーブ | 5 |
4位 | 金子千尋 | 全球種 | 4 |
5位 | 大谷翔平 | フォーク | 3 |
以上です。
まさに全盛期。