2018年1月6日にテレビ朝日で放送された『サンデーLIVE!!』で古田敦也が北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎の2年目の飛躍を予言しています。メ~テレアナウンサーの濱田隼と共に語っています。他にも色んな人も喋ってるんですけどまとめてアナとしています。
アナ 清宮選手の2年目に期待したいですよね。
古田 そうですね。やってくれると期待したいと思うんですけど、ということで今回調べてきました。
モニターに『2年目の飛躍』と表示される
古田 2年目の飛躍。よくプロの世界で言われるのが2年目のジンクスとか言われて、2年目に成績を落とす人がよく目立っちゃうんですけど、僕の感覚では2年目に飛躍する人の方が多いですね。
アナ ほー。
古田 どういう選手がいるのかちょっと見ていきたいと思います。
2年目 飛躍した主な選手
年 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 | |
大谷翔平 | 1年目 | 77 | 189 | 45 | 3 | 20 | .140 |
2年目 | 87 | 212 | 58 | 10 | 31 | .270 | |
古田敦也 | 1年目 | 106 | 280 | 70 | 3 | 26 | .250 |
2年目 | 128 | 412 | 140 | 11 | 50 | .340 | |
落合博満 | 1年目 | 36 | 64 | 15 | 2 | 7 | .230 |
2年目 | 57 | 166 | 47 | 15 | 32 | .280 | |
王貞治 | 1年目 | 94 | 193 | 31 | 7 | 25 | .160 |
2年目 | 130 | 426 | 115 | 17 | 71 | .270 |
アナ 例えば大谷選手ですと、2年目で二桁ホームランを打ってます。
古田 もちろん打率も上がっていますしね。
アナ そして古田さんもです。2年目にヒットが倍になってます。ホームランも増えてますし、打率は3割4分です。2年目で首位打者でタイトルを獲得しています。
古田 紹介してくれてありがとう(笑)
アナ はい(笑) かなり飛躍しています。古田さんは1年目と2年目でかなり感覚が違いました?
古田 まあ、僕は大学社会人を経て年齢が上だったというのもあるんですけど、高卒でもどんどん飛躍できるんで、色んな意味で経験を積んでくると上がりますよね。落合さんも最初の1年目は打てなかったんですよ。あの落合さんでも。それで2年目から良くなりました。
アナ はい。
古田 それで最後に王さんです。清宮選手が尊敬する王さんも2年目に飛躍されているんですね。
アナ そうですね。
古田 特に王さんは同じ早稲田実業ですし、王さんのようなホームランバッターになりたいと尊敬しているんですよね。ちょっと比較してみますね。
年 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 | |
王貞治 | 1年目 | 94 | 193 | 31 | 7 | 25 | .160 |
2年目 | 130 | 426 | 115 | 17 | 71 | .270 | |
清宮幸太郎 | 1年目 | 53 | 160 | 32 | 7 | 18 | .200 |
2年目 | ? | ? | ? | ? | ? | ? |
古田 王さんと清宮選手の安打数を見てください。31本と32本。本塁打が7本で同じ。
アナ うんうん。
古田 もしかしたらあるかもしれないと思ってるんですけどね。ただ、データを見ても面白いんですけど理由もあるんですよね。やっぱり1年目と2年目は違うんですよね。
アナ はい。
古田 やっぱり1年目は驚きの方が多いです。どうしてもプロだとアマチュア時代よりも速い球が来ますし、そのスピードにどうしても振り遅れてしまう。振り遅れてしまうから、振り遅れちゃいけないということで前で打って変化球を空振りしてしまうとかね。
アナ なるほど。
古田 これは振り遅れたシーンが出てますけど、どうしても速い球についていけない。こういうことがあって焦っちゃう。
古田 そして次は配球に慣れるということがあるんですね。1年目はやっぱりプロの変化球にどうしてもついていけなくなるんです。どうしても空振りが多くなるんですけど、「だいたい俺にはこういう配球をしてくるんだな」というのが分かってくるんで低めの球も段々と見逃せるようになってきます。
アナ はい。
古田 そうすると今年は飛躍できる。やっぱり慣れてくるのが大事だと思うんで、僕は今年やってくれると思いますね。
以上です。
どれくらい対応するかです。