2019年2月18日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でオリックスバファローズの山岡泰輔と山本由伸が解説者の野村弘樹と対談しています。

 



2人の関係

野村 2人は同期でしょ?

 

山岡・山本 同期です。

 

野村 やっぱり仲はいいの?

 

山岡 けっこうご飯には一緒に行く方だと思います。

 

野村 どう呼びあってるの?山岡投手の方が先輩だけど。

 

山岡 僕は由伸の呼んでます。

 

山本 普通に山岡さんですね。

 

野村 山岡さんて呼んでんだ。

 

山岡 いやいや、たまに。たまにちょっと(笑)

 

山本 たまにちょっと間違えますね(笑)

 

野村 間違えるんだ(笑)

 

山岡 ハハッ(笑)

 

 

過去2年を振り返る

山岡の過去2年の成績

2017年24試合8勝11防御率3.74

2018年 30試合 7勝12防御率3.95

 

 

野村 まず山岡投手に聞きたいのは2017年と2018年を振り返ってどうですか?

 

山岡 ルーキー時代は何も分からず、とにかく投げて勝ちたいという気持ちだけでやってましたけど、その1年目が終わってみて、先発としての1年間の流れというのが分かったんで、2年目はキャンプも入りやすかったですし。

 

野村 うん。

 

山岡 それで2年目の去年は勝ちが全然つかなくて。

 

野村 序盤苦しんだよね。

 

山岡 そうですね。それで中継ぎを経験させてもらって、それがかなりいい経験になって、後半は何とか持ち直すことができたシーズンだったんで。

 

野村 うん。

 

山岡 まあ、その1年目2年目を3年目に生かしていけたらいいかなと。

 

野村 去年はブルペンに入ったことによって感じたことや気付いたことがあったということ?

 

山岡 そうですね。中継ぎの準備の大変さというか。先発をしていてブルペンが見えないので、それでブルペンに入ってみて、先発に戻った時に「自分が中継ぎだったら準備し始めたかな」とか考えたり。

 

野村 うーん。

 

山岡 その大変さを知ったんで、それを何とか出来るだけスムーズに準備させてあげたいという気持ちも先発をやっていて思うようになりました。

 

野村 それで再び先発に回って、しっかり投げなきゃならないという意識が強くなったと。

 

山岡 そうですね。

 

野村 山本投手はどうですか?

 

山本の過去2年の成績

2017年5試合1勝1防御率5.32

2018年54試合4勝2敗 1S 32H 防御率2.89

 

山本 自分は高卒なんですけど、こんなすぐに1軍でデビューできるとは思ってなかったので、本当に2年間があっという間だったというか、スゴいスピードで過ぎていったと思います。

 

野村 でも、去年はセットアッパーとして50試合以上投げて、スゴくいい経験になったんじゃないかなと思うんだけど。

 

山本 そうですね。まずは1年間やるという感覚と1軍の打者と緊迫した場面で対戦する実戦感覚が今年にスゴく生きてくるかなと思っています。

 

 

山岡のスライダー

野村 自分の武器を聞きたいんですけど。まずは山岡投手のスライダーのイメージを聞きたいんですけど。どっちかと言うと中指で曲げてる感じ?

 

山岡 いや、どっちかと言うと親指ですね。

 

野村 親指?

 

山岡 どちらかと言うとカーブの投げ方に近いと思うんですけど。

 

野村 あぁ。じゃあ、切るというよりも捻ってる感じ?

 

山岡 そうですね。

 

野村 ちょっと握りを見せてもらってもいいですか?

 

 

野村 じゃあ、中指の感覚も強いですか?

 

山岡 中指の感覚も強いです。

 

野村 でも、自分の中では親指なんだ。

 

山岡 親指で捻りながら、リリースの瞬間に引く感じで。

 

野村 確かに山岡投手のスライダーは親指を捻ってるイメージがあるわ。

 

山岡 はい。それを引くイメージなんですよ。投げながら自分の方に引けばスピンがかかる。

 

野村 なるほど。それはスライダーだよね。

 

山岡 はい。

 

野村 それでカーブも投げるじゃん。

 

山岡 カーブも投げますね。

 

野村 カーブは少し角度を変えてる感じ?

 

山岡 角度というよりは投げる腕の振りの強さを変えてるイメージですね。

 

野村 なるほど。

 

山岡 打者にはあんまり分からないようにしっかりと腕を振るんですけど、振りの強さを変えるというか。

 

野村 それで軌道も変わってくるという。

 

山岡 はい。

 

野村 なるほど。スライダーに対してのこだわりはある?

 

山岡 いや、僕はそこについてはあんまり持ってないですね。その1個の球種を得意って周りが見ちゃうと、やっぱりそればっかりなって、せっかくの決め球なのに見逃されたりだとか。

 

野村 うんうん。

 

山岡 バッターの頭の中に常に入っている状態を作りたくないんで。

 

野村 なるほど。

 

山岡 それでどの球種でもいけるような状態でやっています。

 

 

山本のカットボール

野村 山本投手はカットボールですよね。

 

山本 完全に真っ直ぐと同じ握りでリリースの最後に気持ちちょっと、ちょっとだけ芯をズラす感じで。

 

野村 リリースの瞬間に指を入れるイメージ。

 

山本 はい。もうほとんど真っ直ぐのつもりで投げてます。

 

野村 はぁー。それはいつ覚えたの?

 

山本 1年目の終わりのオフシーズンにこれを遠投で投げ始めたんですけど、ゴルフのスライスとフックのイメージ。

 

野村 ドローとかフェイドのイメージで。

 

山本 はい。

 

野村 それでしっくりきたの?

 

山本 そうですね。それで最初に始めてブルペンでもいい感じだったので。

 

 

お互いの投手としての評価

野村 山岡投手から見て、山本投手というのはどういう風に感じますか?

 

山岡 もう入ってきた時から自分の中に軸を持っているというか。

 

野村 うん。

 

山岡 自分はどういうピッチャーっていうのも高卒で18歳とかなのに、その芯があるのはスゴいことだと思いますし、投げるボールも僕には持ってないようなポテンシャルを持っていると思うんで。あとは考え方次第ではかなり上まで行くんじゃないかと思ってました。

 

野村 なるほど。山本投手は山岡投手をどう見てましたか?

 

山本 山岡さんはとにかく自分を持っているというか。そこが一番の印象なんですけど、けっこう周りも見えていて「あの選手はこうだ」とか。そういうのまで見てるのでスゴいなと思ってます。

 

野村 やっぱ尊敬する?

 

山本 もちろんそうですね。尊敬ですね。

 

山岡 フフッ(笑)

 

野村 ほんまかいなって顔してるけど(笑)

 

山岡 言わされてる感が満載(笑)

 

野村 ハハハ(笑)

 

 

3年目の意気込み

山岡 3年目で西さんと金子さんが抜けて、ピッチャーのキャプテンも任されて、ちょっと引っ張っていかないといけないなっていう気持ちも多少あるんで。

 

野村 うん。

 

山岡 準備という部分では開幕を見据えてというか、開幕から逆算していい投球ができるようにキャンプを過ごしている感じですかね。

 

野村 その仕上がり具合はどうですか?

 

山岡 今はかなり順調にきてて、あとはバッターと対戦してみてどうかっていうところまできてると思います。

 

野村 なるほど。山本投手はどうですか?

 

山本 去年1年間できたので、その1年間を逆算してこの2月をどう過ごすべきかというのを考えて2月に入れたので、そこが去年から生きてるところだと思うのと。

 

野村 うん。

 

山本 この前に実戦で初めて投げたんですけど、ストライク入るかなあと前日ぐらいに思っていたんですけど、ストライクゾーンに強い球を投げられて、かなり順調にきてるんじゃないかなと思ってます。

 

野村 中継ぎから先発に転向しますけど、どうですか?

 

山本 やっぱり体力面をスゴく心配されているので、そういうところをしっかりとアピールできたらと。

 

野村 うん。

 

山本 トレーニングしつつ、そういう準備してきたことをしっかりとアピールできたらなと思っています。

 

野村 違う球種を増やそうとしていると?

 

山本 ツーシームの特集がたまたまテレビでやっていて、自分もちゃんと見てなかったんですけど、ランディ・ジョンソンが出てきて、説明がスゴく簡単で。

 

野村 でも、彼は左投げのサイド気味でしょ?

 

山本 そうですね。

 

ランディジョンソンとはメジャー通算303勝でサイヤング賞5回の怪物左腕。

 

 

山本 そうなんですけど、真っ直ぐはフォーシームで、それをツーシームは縫い目の部分を少し変えるだけって言ってたんですけど。

 

野村 うん。

 

山本 メジャーリーガーというか、外国人の球は日本人はけっこう苦手なんで、これ投げれたら面白いなあと思って。

 

野村 ほうほう。

 

山本 それで投げたら意外といけると思って。

 

野村 今のところそのランディジョンソン風のツーシームは順調にきてるんだ(笑)

 

山本 そうですね。この前も紅白戦で1球投げたんですけど、それも決まって、バッターの反応もけっこう良かったので。まあ、負担も少ないんで投げられたらなと思っています。

 

野村 なるほど。

 

 

2019年の目標

山岡 1年目も2年目も規定には乗ったんですけど、150イニングにも達していないですし。でも、今年は完投数を多く、イニング数をかなり投げたい。

 

野村 数字で言うと?

 

山岡 170から180ぐらい。

 

野村 いってほしいな。

 

山岡 はい。頑張っていきたいと思います。

 

野村 勝ちは?

 

山岡 勝ち数を決めたことはないですよね。貯金を作りたいという気持ちはあるんですけど。

 

野村 そうか。2年間負け越してる分ね。

 

山岡 はい。やっぱり勝ち数を自分の中で決めてしまうと、前半でこれぐらいだったら、後半はこれぐらいになっちゃいそう。そう言っちゃうと勝手に周りも「あと10勝までもうちょっとだな」とか言われて、勝ち負けよりもそっちが頭に入ったりするのがイヤで。

 

野村 貯金をしたいと。

 

山岡 貯金をとにかく。

 

野村 貯金はどれくらいしたいですか?

 

山岡 やっぱり5から7くらいあったらチーム的にも勝ってる状況なのかなっていう。

 

野村 そうだね。そして山本投手の今季の目標は?

 

山本 自分はとりあえず10勝が目標かなと思ってます。

 

野村 それでイニング数は?

 

山本 規定に乗りたいなと。そこが目標かな。

 

野村 ただ、山本投手の場合は先発だとまだ未知数だもんね。

 

山本 そうですね。チームの中でもかなり若い方なので、そこの勢いをいいように出していけたらなというか、そこを売りにして。

 

野村 うんうん。

 

山本 勢いよくいけたらなと思います。

 

 

以上です。

西と金子が抜けてチームの血の入れ替えとしては良かったかもしれません。

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