2019年4月3日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.福岡ソフトバンクホークス戦で先発し7回までノーヒットピッチング、9回無失点の好投を見せたオリックスバファローズの山本由伸について、そして空回りのオリックスの攻撃について元近鉄西武の金村義明、元ヤクルト広島の笘篠賢治、ヤクルトで監督をしていた真中満がタレントの衛藤美彩と共に語っています。
この日の山本の投球内容
9回100球 被安打1 奪三振8 四球2 失点0
金村 笘篠 真中の解説
衛藤 オリックス対ソフトバンクは延長12回、引き分けという結果でした。
真中 そうですね。今日はなんと言っても山本の投球ですね。山本の投球が素晴らしかった。ソフトバンクも好調な打線で非常に状態がいいんですけど、そのソフトバンク相手に9回まで1安打ですよ(笑)
衛藤 スゴいですね。
真中 スゴいピッチャーです。苫篠さん、今日の山本は何が良かったですか?
苫篠 まずは立ち上がりからストレートを意識させて、そういった中で外のカットボール。そしてアウトサイドのツーシーム。更にベース板上で思い切って投げれるフォークボール。どの球をとっても見事なピッチングでしたね。
真中 そうですよね。
苫篠 それと度胸がいいですよね。オープン戦で無失点で調整ができたという部分を不安じゃなくて自信に変えて、彼にとっての開幕戦に挑めたんじゃないですかね。
真中 金村さんから見た山本はどうですか?
金村 昨年、若くしてセットアッパーを経験して今年先発でスタミナがどうかなと。それだけ思ってたんですけど、いいキャンプを送ったとはいえソフトバンク相手に9回1安打ピッチング。もう文句のつけようがないですね。
真中 ないですよね(笑)
金村 もうこれはスタミナは大丈夫と見ますね。
真中 そうですね。
オリックス打線について
真中 一方のオリックス打線なんですけど、チームは開幕してまだ勝ちがないんですよね。そんな中で打線について苫篠さんは何か感じることはありましたか?
苫篠 普段の野球ができてないと思います。ひとつ勝ててないという部分で、勝てない焦りですよね。
真中 うーん。
苫篠 バントなどの細かいプレーをしっかり決めなきゃと思い込み過ぎるとかね。
真中 バント失敗の場面とかみんな堅いですもんね。
苫篠 守備にしても堅いですよね。だからもう少し集中して熱くなるのはいいんですけど、熱い中にも冷静さですよね。
真中 ランナーが飛び出した場面もちょっと判断が早いですもんね。
苫篠 後から振り返って、どうしてあんなことをしてしまったんだろう、と冷静にプレーするとこんなプレーは起こらなかったと思います。
真中 そうですね。金村さんはどう感じますか?
金村 こういうミスが出ると勝てないですよね。もうボーンヘッドですからね。
真中 はい。
金村 積極的な走塁は目につくんですけど、その中にボーンヘッドが合わさってね。
真中 うまく回らないですよね。
金村 焦りしか感じられないプレーが目立ちますよね。気持ちは分かるんですけど、こういうことをしていると勝ちが遠のきますよね。
真中 何とか一つ明日はやってほしいですね。
苫篠 落ち着いてやりましょう。
以上です。