2019年4月13日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で連敗を5でストップした広島カープについて、23打席ぶりの安打を打ったものの絶不調の4番・鈴木誠也を横浜で監督をしていた大矢明彦、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。
連敗脱出
アナ 連敗を5で止めた広島です。苫篠さん、チームの復調の兆しは見えてますか?
苫篠 まあ今日はラッキーな点の取り方ができたんですけど、やっぱり点を取ったあとに追い打ち、畳み掛けれないんですよね。
アナ うーん。
苫篠 4回表ノーアウト2塁の場面の松山なんかはキチッとチームバッティングをして1点1点追加点を取っていかないといかないんですけどポップフライ。
アナ はい。
苫篠 しっかりとやることをやって、積み重ねて借金7を減らしていかないといけない。でも、まだアバウトな野球をしてるんですよね。
アナ 残塁12ですもんね。
苫篠 はい。ということはやっぱり一つのゲームを勝つにはまだまだやらなきゃいけないことがあったゲームだと思います。
アナ なるほど。
苫篠 そういうところができるようになると落ち着いてくると思いますね。
鈴木について
この日の鈴木誠也の打撃内容
1打席目 空振り三振
2打席目 四球
3打席目 ライト2塁打
4打席目 四球
5打席目 空振り三振
シーズン打率.250(4/13の試合終了時点)
アナ 中でも心配なのが4番の鈴木誠也です。今日の9回の打席を見ていきましょう。苫篠さんお願いします。
苫篠 はい。この打席では足を上げたり、ノーステップで打ったりもするんですけど、ボールから体が離れていて手打ちのスイングになってますよね。
アナ はい。
苫篠 お尻がちょっと3塁ベンチの方に引っ張られているようなスイングなんですよね。
アナ なるほど。
苫篠 強打者なので引っ張りにかかっちゃうんですけど、呼び込んで踏み込んで、強い打球を右方向に打つところから段々とポイントを前にしていくというバッティングで矯正していくしかないんじゃないですかね。
アナ 大矢さんはどう見てますか?
大矢 鈴木の場合は4番という本当の柱に据えられているんで、やっぱり相手の攻めも厳しくなります。
アナ そうですね。
大矢 それで今見てると、ゲームの中で自分のバッティングを試行錯誤という形で色々やってるんですけど、どんな形で打ってもしっかりと自分で溜めを作れないとダメなんですよね。
アナ なるほど。
大矢 それができないのが一番苦しいから、少し早めにタイミング取るようにして、軸足に一度乗るような形にして。振るんならしっかりした形で振り切ると。
苫篠 今年は上から被せるような打ち方なんですよ。
アナ はい。
苫篠 ということは腰が引けて早く始動すると右肩が出ちゃうんですよね。こういうときって上を向いて打たせたら肩は絶対に出ませんから、そういうのも一つの案かもしれませんね。
アナ なるほど。
以上です。