2019年4月16日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のニューヨークヤンキース戦で今季4試合目の先発をしたボストンレッドソックスのクリス・セールのピッチング、状態について元ロッテの黒木知宏がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。
この日のクリス・セールの投球内容
5回93球 被安打7 奪三振6 与四球1 失点4
今季0勝4敗 防御率8.50(4/17の試合終了時点)
黒木の解説
アナ クリスセール投手は開幕から4連敗となってしまいました。なかなか勝てていないです。
黒木 はい。今年、球速が少し下がっていると心配されている部分があるんですけど、今日のピッチングを見たら球速は戻ってきてるんですよね。
アナ はい。こちら球速に関するデータです。
クリス・セールのフォーシームのデータ | ||
球速 | 回転数(毎分) | |
2018 | 153.4キロ | 2357 |
今季3試合 | 146.6キロ | 2239 |
4試合目 | 153.7キロ | 2347 |
アナ 前回までの登板では146.6キロと落ちていたんですが、今日は153.7キロと戻ってきてますよね。
黒木 はい。状態は戻ってきていると思います。ただ今日に関しては、クリス・セールに対してヤンキース打線がうまく攻略したのかなと思います。
アナ はい。
黒木 ヤンキース打線は3回以降に特に右バッターが右方向に意識を持っていたかなという気がしたんですよね。
アナ なるほど。逆方向ですね。
黒木 はい。序盤の2回までは引っ張るような打ち方をしてクリス・セールの術中にハマっているような打ち取られ方をしていたんですよね。これではよろしくないということで、クリス・セールの状態も非常に良くなってきているというところで、鉄則の右方向の意識ですよね。
アナ はい。
黒木 そうすることで角度もうまく使えますし、好調なクリス・セールを好調にさせないようにするっていうのをヤンキース打線ができましたよね。
アナ なるほど。
黒木 それでクリス・セールは打ち崩されましたね。
アナ そういったところでヤンキース打線に上回っていたところですが、次回以降のクリス・セール投手はどうしたらいいでしょうか?
黒木 基本的には変えなくていいと思います。状態は上がってきていますから。
アナ はい。
黒木 ただ、今日に関しては本当にクリス・セールは復調してきているので、次の登板ではもう少し長いイニングを投げたりとか、あとは結果が出ると波に乗ってくるんじゃないのかなと思いますね。
アナ そうですね。クリス・セール投手の初勝利に期待です。
以上です。