2018年4月1日にNHKの「サンデースポーツ2020」という番組で巨人の岡本和真と上原浩治について元WBC日本代表の監督の小久保裕紀とNHKアナウンサーの大越健介が語っています。

 

【2試合連続ホームランの岡本について】

大越 小久保さん、巨人ファンからすれば待望の期待の星でようやくと言うべきなのか、やはりと言うべきなのか出てきましたね。

 

小久保 まあ、ようやくですね。やっぱり昨日、今日の勝ちは岡本で勝ったと言っても過言ではないぐらいの活躍でした。

 

大越 巨人にとって大きいですね。

 

小久保 やっぱり生え抜きのレギュラーというのは坂本勇人以来という中で今年は130試合以上は出てほしいですね。

 

大越 期待も大きいですねぇ。さあ、プレーを解説していただきたいのですが注目はホームランですよね。

 

小久保 そうですね。昨日、今日とね。ホームラン打ちましたけども。

 

大越 2本ホームランを打って。

 

 

【ここで岡本の3月31日のホームランの映像が流れる】

小久保 昨日のホームラン(vs藤川球児)は恐らくストレート待ちの中でフォークのすっぽ抜けが来た。1番振りやすいところにきてのホームランですけど、この飛距離はさすがの飛距離。甘いコースとはいえこの飛距離は魅力的ですよね。

 

大越 これだけ振れるというのは凄いですね。

 

小久保 はい。

 

 

【ここで岡本の4月1日のホームランの映像が流れる】

大越 そしてこちらが。

 

小久保 こっち(vs秋山拓己)を見てほしいんです。コースはやや真ん中寄りなんですけども高めのストレートでした。岡本は入団してからずっと変化球を上手に打つという評価で真っ直ぐはとにかくファールしたり打ち損じが多かったんですけど、その真っ直ぐを今日はしっかり仕留めたというところに1番今年の岡本の成長を強く感じたシーンでした。

 

大越 これまでも期待されてきましたけど、ここにきて結果を出し始めた理由というのは?

 

小久保 やっぱり昨年の秋からの振り込み。スイングスピードがしっかり上がってきている。あとは少しバットが下から出気味なんですけどしっかりとボールとの距離を取って強く叩けているという形が出来上がっていますね。

 

大越 まだ3試合ではありますけど、この力は本物と見ていいですか?

 

小久保 あの高めの真っ直ぐを弾き返しているうちはずっと打てると思います。

 

大越 本当に巨人ファンにとっては期待ですね。

 

 

【ここから上原について】

大越 そして、もう一人の注目選手。

 

小久保 何と言っても上原でしょうね。昨日の東京ドームの盛り上がり。まあ、ここ数年にないと言っていいぐらいの上原コールで。

 

大越 しかし、守備側が盛り上がるのは珍しい。

 

小久保 そうですね。上原が期待されている中であの投球テンポの早さとほとんどがストライク勝負で。まあ、長らく野球をしてきましたけど守備の勢いというのを。

 

大越 守備の勢い。

 

小久保 はい。昨日の試合で初めて見ました。

 

大越 攻撃の勢いというのはよく聞きますけども。

 

小久保 投げ終わった後のハイタッチのパフォーマンスもそうですけど、(3月31日の場合)この後に大量得点も入りましたし。彼の存在、編成の面においても2017年はマシソンとカミネロしか安定した中継ぎ投手がいなかった中で上原の加入。それと澤村の復活。この中盤から抑えにかけて今年のジャイアンツは頼もしいですね。

 

大越 小久保さんはジャイアンツ時代に上原選手と同じチームで。

 

小久保 やっています。もう十何年も前になりますけど。まだ先発でしたけどね。

 

大越 その時のピッチングと比べて円熟味が増したと思うのですが変わったところ、変わらないところはどこでしょうか?

 

小久保 やっぱりメジャーに行ってリリーフを経験したので、その1球にかける思いとかその1イニングで自分の仕事を全うするという集中力。これをジャイアンツの選手に伝えたんじゃないかなと。今、背中で感じますよね。

 

大越 中継ぎだけじゃなくチームのヘソという感じですね。

 

小久保 はい。

 

 

以上です。

岡本に小久保が太鼓判を押しました。相当活躍するかもしれません。上原は実力もそうですがキャラクターも明るくチームを雰囲気を良くしていますね。

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