201968日にMBSテレビで放送された『せやねん』で大腸がんから復帰した阪神タイガースの原口文仁がインタビューを受けています。聞き手は狩野恵輔。

 



復帰までの道のり

狩野 まずは1軍復帰おめでとう。

 

原口 ありがとうございます。

 

狩野 病気になって半年近く。かなりしんどかったと思うけど、今の心境はどうですか?

 

原口 今日を迎えられて最高の気分と、嬉しさと、たくさん人に感謝しかないですね。

 

狩野 この半年間で色んなこと感じたと思うんだけど、一番何を感じた?

 

原口 うーん。そうですね。こうやって自分が大きな病気になってみて、初めて『死』というものを身近に感じて、人生もっと楽しく生きたいなって。

 

狩野 ほー。

 

原口 なので、今日は(このインタビューを)明るくやりたいと思います()

 

狩野 明るくね() こっちが構えてしまうからね。

 

原口 そうですね。

 

狩野 じゃあ、俺も楽しくいった方がいいよね。

 

原口 そうですね() こんな明るい場所で(インタビューを)やってるんで。

 

狩野 じゃあ、明るくね。

 

原口 お願いします。

 

狩野 病気になっても明るくやりたいみたいな?

 

原口 そうですね。甲子園で復帰して活躍してっていう、最終段階までイメージして手術に挑んでいたので、そんな暗い気持ちになっている時間はなかったですね。

 

狩野 ほぉー。凄いね。

 

 

闘病中も前向き

狩野 今まで怪我したり、怪我が治ったら骨折とか色々あったけど、今回はちょっと違うじゃない。

 

原口 はい。

 

狩野 その中でもプラス思考になれる。

 

原口 (1軍デビューするまで)ファームにいた期間がスゴく長くて、狩野さんも初ヒットは7年目で、僕も初ヒットは7年目。自分の気持ちを強くすることが出来る期間が長かったなと。今になって考えてみると。

 

狩野 あぁ、なるほど。その期間が大事だったなと。

 

原口 そうですね。

 

狩野 それで家族の支えもあったよね。

 

原口 そうですね。妻だったり娘だったりが心の支えになりましたし、娘が成長していく姿をこれからも見たいなと。それが生きがいじゃないですけど。まあ妻もポジティブなんで、ちょっと気持ちが下がりかけてるとすぐに気持ちを上げてくれるんで。

 

狩野 へぇー。

 

原口 そういう部分で助けられています。

 

狩野 奥さんもしんどかったと思うけどね。本当に二人で頑張ってきたんだね。

 

原口 はい。

 

 

復帰戦となった64

狩野 復帰して打席に立ったけども、コールされた瞬間に観衆から「ウオー」って声が上がるよね。それはどうだった?歓声は忘れられない?

 

原口 そうですね。嬉しかったですね。帰ってきたなと。スゴい歓声だったので、しっかりとスタンドを見渡して目に焼き付けたいなという思いで打席に入りました。

 

狩野 初球スイング(ファウル)したよね。それは決めてたの?

 

原口 いや、決めてはなかったんですけど、球がめっちゃ速いピッチャーだったので絶対に真っ直ぐ来るだろうなと思ってたら「スライダーかい」みたいな()

 

狩野 そんな感じだったのか。()

 

原口 前に飛ばなくて良かったですね() フルスイングがセーフティバントみたいだったら恥ずかしいんで、ファウルになって良かったです()

 

狩野 なるほど() あの打席でのヒットは、今までとは変わりなかった?それとも今までとは違う感じだった?

 

原口 打席の中では今までと同じ感じでしたね。いい緊張感の中で打席に立ててたので、いつも通りという感じでしたね。

 

狩野 その後の気迫のヘッドスライディングでね。あれはロッテファンのみならず、全国の野球ファンが勇気づけられたと思う。ただセカンドを狙いに行った?

 

原口 そうですね。咄嗟に行きましたね。1塁を回った時点で「ヤバいな アウトになるんじゃないか」と思ったんですけど、勢いが良かったんで行ってしまって。

 

狩野 うんうん。

 

原口 多分ヘッドスライディングしたから、ロッテの中村選手が上手くスルーしてくれたのかなと。

 

 

ベンチに戻ってから

狩野 選手や監督から何て声をかけられた?

 

原口 「おめでとう」とか「ナイスヒット」とか。監督が自らボールを取りに行ってくれて、僕に渡してくれて。ボールをもらえるなんて全く想像していなかったので。

 

狩野 うん。

 

原口 「おぉ、ボール久しぶり」みたいな感じでした。

 

狩野 初ヒットとか初ホームランでしかそういうボールはもらえないもんね。

 

原口 はい。

 

 

これから伝えたいこと

狩野 病気になって色んな人の支えとか、色んな人の気持ちも分かると思うだけど、どんな人に経験を伝えたいと思う?

 

原口 やっぱり多くの同じガンだったり、違う病気で頑張っている方々だったり、そしてそのご家族に、みんな病気と闘って、前向きに頑張って、普通に戻りたいと思って頑張っていると思うでね。そういう人たちに、僕が1軍で活躍して、たくさん表舞台に立ってメディアに出て、頑張っているというのを伝えることが、僕がもらった使命だと思っているので。そういうところで病気の方々に元気や勇気、励みになれるように頑張っていきたいというのが一番ですね。

 

狩野 凄いなお前は。

 

 

病気と闘っている人たちへ

原口 みなさん闘っていると思います。なので、まずは気持ちを明るくして、常に前向きに頑張れば必ずいい方向に進むと僕は思っているので皆さんも負けずに、前向きに頑張っていきましょう。これから僕も1軍の舞台で大活躍して、少しでも皆さんの励みになれるようにん頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いします。

 

 

以上です。

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