2019614日にBS1で放送された『ワースポ×MLB』でこの日のvs.タンパベイレイズ戦でサイクルヒットを達成したアナハイムエンゼルスの大谷翔平について黒木知宏がフリーアナウンサーの山本萩子と共に解説しています。

 

大谷の試合後のコメント

―サイクル安打達成

大谷 単純にスゴく嬉しいです。偉大な先輩がいる中で、初めて達成できたというのはスゴく嬉しいですし、自分の自信になるんじゃないかなと思っています。ホームランがもちろん打てる上で3塁打も打てる走力がないとできないと思うので、そこは単純にこういう舞台でできる自信にしていいのかなと思いますし、それをまた明日以降にも継続できるかが一番大事かなと思っています。

 

―チームメイトの反応

大谷 僕も一平(通訳)さんもビールをかけてもらって、初勝利とか初ホームラン以来でしたけど、やっぱりいつやられても嬉しいという気持ちですね。

 

 

黒木の解説

この日の大谷の打撃内容
1打席目 左中間ホームラン
2打席目 センター2塁打
3打席目 ライト3塁打
4打席目 センター前ヒット
シーズン打率.281(6/14の試合終了時点)
チームでは13人目 2013年のトラウト以来

 

アナ 大谷選手、日本人選手で初めてのサイクルヒット達成。黒木さん、やりましたねぇ。

 

黒木 やりましたね。ちょっと停電があってどうなるかなと思って心配したんですけどね。

 

アナ 5回を終わって試合が成立して良かったですよね。

 

黒木 そうですよね。

 

 

アナ では4本のヒットを全て振り返っていきます。まず第1打席のホームランです。

 

黒木 見事なホームランですね。ここ最近は感じが良かったので、そのまま大谷選手らしいホームランでしたね。

 

アナ 鋭い当たりでした。そして第2打席の二塁打です。

 

黒木 これも逆方向に大谷選手らしい2ベースヒットでした。

 

アナ そして第3打席の三塁打です。

 

黒木 これは技ありでしたね。難しいアウトコース低めの球を上手くさばきましたね。

 

アナ 右手一本で拾いました。

 

黒木 このあたりで考え始めますよね。

 

アナ そうですね。よぎりますよね。そして第4打席のセンター前ヒット。これでサイクル安打達成。

 

黒木 見ていて叫んでしまいました。やっぱり興奮してしまいましたね。

 

アナ 同じようにテレビの前で興奮したファンの方は多かったと思いますよね。

 

黒木 はい。さすがです。

 

 

アナ 興奮冷めやらぬといったところなんですが、中でも黒木さんがスゴいと思ったのはどこになるんでしょう?

 

黒木 僕は3打席目と4打席目ですね。

 

アナ はい。ではもう一度見ていきましょう。第3打席です。

 

黒木 過去の2打席で2本打ってますので、そろそろインサイドに来るんじゃないかなと待っているんですよね。それでなかなか来ない。そろそろだろうと意識しながら待っていてそれでも来ないと。

 

アナ はい。

 

黒木 そろそろと思っているところでアウトローの球を上手くさばく3ベースヒット。さすがでした。

 

アナ 意識しながらもアウトコースに対応できたと。

 

黒木 上手く打ちましたよね。

 

アナ そして第4打席です。

 

黒木 こうなるとシングルヒットを狙ってサイクル達成といったところなんですけど、フルスイングしていくんですよね。僕はここに大谷選手の価値を見たんですよね。

 

アナ はい。

 

黒木 シフトを敷かれている状況なので、記録を狙うのであればアウトコースを流すこともできたんですよ。でもやっぱり自分の記録よりもチームの勝利を第一に考える。そして自分のバッティングスタイルを変えないという信念。それがこの3打席目と4打席目に見えましたね。さすが大谷選手だなと思いました。

 

アナ そしてエンゼルスではトラウト選手以来のサイクルヒット達成だったのですが、そのトラウト選手も喜んでいます。

 

 

トラウトの試合後のコメント
自分のことのように嬉しい。大谷は興奮していた。もちろん僕も。三塁打を打った時に大谷なら残りの打席でサイクル安打を達成できると言ったんだ。大谷は打席での対応がスゴい。だから成し遂げられたんだ。

 

アナ 更に大谷選手のサイクルヒットはアメリカでも大々的に取り上げられていました。アメリカのスポーツ専門チャンネルの電子版では「野球界は大谷を驚異を忘れていた」という見出しでこういうことを書いています。「大谷のサイクルヒットは二刀流として華々しくデビューした彼の実力を思い出させた」ということです。

 

黒木 いやぁ、いい記事ですね。大谷選手、今はバッターとしてスゴいんですけど、彼はピッチャーですよ。

 

アナ そうなんですよね。

 

黒木 バッターとしてスゴいんじゃなくて、本当はピッチャーとしてスゴいんだよというのを、アメリカ全米が大谷選手の実力を書いてくれた素晴らしい記事だと思いますね。

 

アナ そうですよね。間違いなく歴史に名を残す選手ですよね。

 

黒木 間違いなく名を残しましたよね。まだまだやってくれると思います。

 

 

以上です。

やっぱり規格外です。
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