2019109日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でクライマックスシリーズファイナルステージのvs.埼玉西武ライオンズの第1戦で見せた福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督の冴えた采配について元中日の谷沢健一、元近鉄西武の金村義明、ヤクルトで監督をしていた真中満がタレントの衛藤美彩と共に語っています。

 

もくじ

継投

真中 谷沢さん、逆転を生んだソフトバンクのリリーフ陣です。これはシーズンでも同様なんですけど、いつもしっかりと抑えますよね。

 

第1戦の継投
和 田 4回   3失点
嘉弥山 2/3回  0失点
高 橋 1回1/3 1失点
甲斐野 1回   1失点
モイネロ  1回   1失点
 森  1回   0失点

 

谷沢 今日は先発の和田が4イニングで降板しましたけど、その後の継投が計算されたようなもので相手の戦力を見ながら、投入していくという見事な工藤采配でしたね。

 

真中 そうですね。5回からは中継ぎ総動員で嘉弥山を出していきましたよね。金村さん、やはりこの中継ぎ陣は抜群の安定感ですよね。

 

金村 そうですよね。駒が多いというか、西武は逆に中継ぎの違いで勝敗の差が出てしまったのかなと感じますよね。

 

谷沢 特に勝負所で甲斐野をもっと後ろで使わずに、厳しい場面で起用して相手の流れを切ってしまうというね。

 

真中 これだけピッチャーを出すと全員の調子がいいわけでもないですから、なかなか難しい部分があると思うんですけど、それだけ信頼感があるんでしょうね。

 

谷沢 やはり調子のいいピッチャーを揃えていますよね。

 

真中 層が厚いですよね。素晴らしい中継ぎ陣ですね。

 

 

代打策

真中 そして今日は勝負所だった8回表1点ビハインド、2アウト1-3塁で内川に代打長谷川という、ちょっとドキっとするような采配でしたよね()

 

谷沢 まさかの代打ですよね。ここで内川に代打というのもひとつ大きな決断ですよね、金村さん。

 

金村 ですよね。ファーストステージでは松田を外すぐらいですからね。それでまた内川も前の打席で詰まってたんですよね。

 

谷沢 うんうん。

 

金村 逆に言うと、ここにまだ首位打者を獲った長谷川がいるというね。

 

真中 内川に代えるにしても長谷川なら納得できる部分もありますよね。

 

金村 これがまた明石ぐらいになると内川も余計にガクっとなるんでしょうけど()

 

真中 そうですよね。

 

金村 それでまた代打で出た選手が打つと喜ばなきゃしょうがないですよね。

 

真中 この場面の内川は代えられてもベンチで前に出て応援していて、長谷川が打ったら一緒に喜んでるのがいいですよね。

 

金村 本当にそうですね。

 

谷沢 相手のピッチャーも球威のある平良というピッチャーでしたからね。そういうピッチャーに対しては内川よりも長谷川の方がいいだろうという、ちょっとした閃きがあったんでしょうね。

 

真中 ズバっと当たりましたね。ここで内川は代えられたんでまた明日からもやってくれそうな気がしますね。

 

金村 また逆に明日に内川の意地を見たいところですよね()

 

真中 はい。そういう選手の心をくすぐるという素晴らしい采配でしたね。

 

 

以上です。

工藤采配が冴えまくり。
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