2019年10月27日にフジテレビで放送された『S-PARK』で引退したばかりの阿部慎之助が自身の現役時代についてフジテレビアナウンサーの宮司愛海と共に語っています。
もくじ
軽い挨拶から
アナ 19年間のプロ生活、お疲れ様でした。
阿部 ありがとうございました。
アナ まだ実感はないとおっしゃってましたけど、ご家族の反応はいかがでしたか?
阿部 家族も僕と一緒で。「来年野球見に行く時どうすんの?」と聞かれるんで(笑)
アナ 色々なご家族の想いもあるでしょうけど、ここからは阿部慎之助選手の歴史、そして未来を内川選手と谷繁さんと共に深掘りしていこうと思います。
新人時代
アナ まずはルーキーイヤーから。こちらでをご覧ください。
捕手 阿部慎之助
一塁 清原和博
二塁 仁志敏久
三塁 江藤智
遊撃 二岡智宏
左翼 清水隆行
中堅 松井秀喜
右翼 高橋由伸
アナ 2001年にそうそうたるメンバーの中での開幕スタメンだったんですけど、この時を振り返っていかがですか?
阿部 本当、大学4年までテレビで見ていた方々がしゃがんだらいる状況だったんで、毎日が夢のようで。バッターが三振したりした時にファーストを見たら「あれ、清原さんだな」とか、「あっ、江藤さんに投げよう」みたいな。
アナ フフッ(笑)
阿部 そんな感じで投げてましたね(笑)
アナ キャッチャーからすると、全員がこちらを向いてるわけじゃないですか。そういうプレッシャーとか緊張感はなかったですか?
阿部 見られてるという緊張感もありましたし、そんな中で相手と戦わなくちゃいけないんで。
アナ そうですよね。ルーキー開幕スタメンマスクから始まりました。
最高です
アナ 阿部選手と言えばこれですよね。お立ちでの「最高です」なんですが、番組調べですとフジテレビに保管されている阿部さんのお立ち台は122回あります。そこ中で「最高です」とコメントされた回数が75回。中には1回のお立ち台で3回も言われたこともあったということですけども。どうですか?
阿部 いやぁ(笑) もう自分も本当にそう思いますし、本当に最初に素直な自分の気持ちを言ったのが皆さんに喜んでいただけるんで、まあいいフレーズになったなと思います。
アナ その中で一番の「最高です」となった瞬間はいかがですか?
阿部 やっぱり銀座のパレードですかね。
アナ 2009年11月22日の銀座パレードですね。この時はやはり色々と思うところはありましたか?
阿部 そうですね。この2年前にお婆さんが亡くなって、それを見せようと思って。お婆さんはずっと闘病していたので、それを見せれなかったという残念な思いもあるんですけど、それが一番自分の中で印象に残ってると思います。
アナ 内川さんはここまでの阿部さんの歴史についてどうですか?
内川 はい。阿部さんのお立ち台イコール「最高です」っていうイメージだったので、他の選手が「最高です」って言ったら、「いや、それは阿部さんのパクりじゃないの」というぐらいのイメージでしたね(笑)
アナ なるほど(笑)
心に残る言葉
アナ そして19年間ツラいことも色々とあったと思うんですけど、プロ野球人生で心に残ったいる言葉はいかがですか?
阿部 もうルーキーの時のキャンプの時に父親に「ツラい練習しているのも分かるけども、ツラい時にツラい顔は誰でもできるから、とにかくツラかったら笑っとけ」と。
アナ はい。
阿部 それが自分は最後まで全うできたかなと思います。
アナ その思いというのは後輩にも受け継がれていると思います。
指導者人生スタート
アナ ここからは指導者としての人生が始まるんですけど、どのような考えであったりでいこうと思っていますか?
阿部 今回、日本シリーズでソフトバンクとは色んな面で差を感じましたので、その差というのを自分が実体験したので、それを若い選手に伝えていければなと思います。
アナ どのように改革していきますか?
阿部 そうですね。とにかく精神的にも技術的にも負けないぐらいの練習量でいきたいと思います。
以上です。