2017年12月にBS1で放送された『球辞苑』で中村剛也がバットのグリップについて語っています。
―グリップとはどのようなものと考えている?
中村 えっ、そんな事を聞くんですか?(笑)
そこから少しだけ考えて・・・
中村 グリップ・・・何だろうな・・・。(結局回答なし)
―独特な握りの理由は?(右手の小指が左手の人差し指と重なっている)
中村 高校の時からやってますけど。
―高校の時にそれをやり始めた理由は?
中村 まあやり始めたというか、やらないといけなかったんですけど。ちょっと右手の小指を骨折して、どうやったら痛くないかなと思って。それでちょっと右手の小指を浮かせたらそんな痛くなかったから。そこからホームランの数も増えたんで。
―なぜホームランが増えた?
中村 分かんないです(笑) どうなんですかね。でも、小指の分だけ多少長く使えるからヘッドが効きやすいというか。これぐらい(小指の太さ)の長さが変われば相当違うんで。
―小指の太さの分というのは微妙な長さだけど相当違うのか?
中村 相当違うと思います。
小指1本の太さだけでもヘッドの効き方が大きく違う。更に握りの強さも意識していることがある。
―握りの強さは?
中村 バットを支えるぐらいです。左手もギュッと握ってないです。右手も置いてるだけです。
―スイングの時にいつ力が入るのか?
中村 いつ力が入る・・・。まあ当たる時ですかね。でもそこまで考えてないんで。別にインパクトでギュッとしようとも思ってないですし。
ー中村剛也にとってグリップとは?
中村 グリップとはねぇ・・・なんですかね。優しく握る(笑)
以上です。
ホームランアーティストの感性があるんでしょう。