2020年7月1日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs埼玉西武ライオンズ戦でプロ6年目にして初勝利を飾りチームの連敗も止めたオリックスバファローズの鈴木優のピッチングについて元ヤクルト広島の笘篠賢治、広島で監督をしていた達川光男、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。
鈴木のヒーローインタビューの一部
鈴木 初勝利まで6年かかってしまったんですけど、やっと1勝できて嬉しいです。最初の方は1人1人、1アウト1アウト集中することだけを考えていたんですけど、手がつるのがあって、そこからは僕自身あまり投球内容も覚えてないぐらい集中できてたんですかね、まあそんな感じなんで1つ1つという意識が良かったのかなと思います。
鈴木の投球を語る
都立高校卒で史上初の勝利!
アナ 投手陣の好投でオリックスが連敗を7で止めました。
真中 良かったですね。
アナ 苫篠さん、今日の試合の熱視線は?
苫篠 オリックスは7連敗でストップしたんですけど、強力西武打線に対して先発した鈴木投手のピッチングで5回ノーヒットというね。
真中 はい。
苫篠 まずここが一つの要因ですよね。彼は縦スラもいい、ストレートもいい、それからほとんどがツーシーム系のボールなんですよね。
真中 あぁ、ストレートを動かしているんですね。
苫篠 そうですね。動くボールにフォークボールも持ち合わせていますので、そういう部分でライオンズ打線がなかなか的を絞れない。
真中 はい。
苫篠 カウント球でもツーシームやフォーク系でカウントを取れるというところでね。やっぱりヤマを張らせませんでしたよね。
真中 なるほど。
苫篠 そしてストライクをしっかり取れるというのも非常に良かったと思いますね。ここまで6年かかりましたけど、ファームで昨年からまた先発だったみたいなんですけど、今1軍にいる野手総合兼打撃コーチの田口さんが2軍監督をされていましたから、その辺りでよく見られていたので、田口さんが一番喜んでいるんじゃないですか。
真中 良かったですね。達川さんはこの鈴木投手についてはどうですか?
達川 先週のホークス6連戦で山川が5本のホームランを打ってるんですよ。
真中 はい。
達川 それはほとんどストレートを打ってるんです。その間に変化が混ざってるんですが、今日は縦スラで全部空振りを取って打ち取ったりしてるんで、山川攻略法のヒントになるじゃないですかね。
真中 楽しみなピッチャーが出てきましたね。
達川 山川をあれだけ抑えられるということは、やっぱり他の打者も抑えられるんじゃないですか。楽しみです。
以上です。