2020年8月21日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.千葉ロッテマリーンズ戦で先発した福岡ソフトバンクホークスの東浜巨でしたが、5回で132球を投げました。その投球や配球について、甲斐拓也とのバッテリーについて元横浜の高木豊と野村弘樹がフリーアナウンサーの柴田阿弥と共に語っています。
今季2勝1敗 防御率2.96(8/21の試合終了時点)
5回で132球は投げ過ぎ・・・
アナ 今日はソフトバンクの新打線に注目でしたがロッテが勝ちました。豊さん、この試合の熱視線はどこでしょうか?
高木 東浜とロッテ打線に注目ですね。ロッテの各打者に対して東浜が外の出し入れしかしないんですよね。大体9割ぐらいが各打者の外を攻める投球だったんですよ。そしてそのボールをロッテ打線が見極めて反対方向に打っていくんですね。
野村 なるほど。
高木 東浜が何でこれだけ外にこだわったのか、ちょっと分かりませんけど、ロッテ打線はそこの見極めがスゴく出来てましたよね。だから5回で132球もの球数にいったんですよね。
野村 うんうん。
高木 132球というのはロッテ打線の選球眼か、甲斐のリードか分かりませんけど、その外の配球へのこだわりがちょっと気になりましたね。
野村 うーん。これは苦手の対ロッテというところで、配球の偏りがあったにせよ、132球はちょっと多すぎですよね。
高木 多いですね。これは外の出し入れをしたかったんでしょうけど、そのボールになる球にロッテ打線が手を出してくれなかったんですよ。
野村 はいはい。
高木 ソフトバンクのピッチャーが全体で10四死球を与えたんですよね。そこはロッテ打線の選球眼も褒めてあげるべきなんですけど、でもあまりにも外のボールが多すぎましたね。そしてロッテ打線も逆方向にしっかりと打ち返していたりもしたんで、やっぱり打者というのは外への配球の偏りを感じるんですよね。
野村 はい。
高木 だからその辺の配球の組み立てというのがどうだったのかなと思いますけどね。
野村 それを捉えたロッテ打線も素晴らしいけども、もうちょっと配球に手があったんじゃないかという事ですよね。
高木 そうですね。
以上です。