2021年6月12日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.広島カープ戦で交流戦の優勝を決めたオリックスバファローズ。この交流戦でのオリックスの戦いぶりについて元南海阪神の江本孟紀と元巨人の斎藤雅樹がフリーアナウンサーの師岡正雄と共に語っています。
アナ オリックスが11年ぶりの交流戦優勝。江本さん、オリックスは特に交流戦終盤から強かったですねぇ。
江本 うん。去年までね、オリックスはこんなにいい選手がいるのに何で勝てないんだろうなと思ってたんだけどね。
アナ 投打共にいい選手がいます。
江本 そう。だからやっと実を結んだなと。まあ、簡単に言えばチーム状態がいいという事でしょうね。
アナ 雅樹さんはいかがですか?
斎藤 江本さんの言う通りですよね。今までだとピッチャーが良くても、得点力と守備で足を引っ張られてるかなというのがあったんですけどね。
アナ はい。そのオリックスの快進撃の主役は昨日(6/11)の登板であわや完全試合というピッチングを見せた山本由伸です。江本さん、山本は交流戦で3勝負けなしなんですよね。
宮城 2勝1敗 防御率3.00
山岡 1勝1敗 防御率4.50
田嶋 1勝2敗 防御率6.43
山崎 1勝 防御率2.45
江本 昨日、千葉マリンの中継をやってて、途中経過を聞いてて本当にやるんじゃないかなと思いましたけどね。
アナ えぇ。
江本 7回ぐらいまで抑えてね。まぁ、山本はナンバーワンのピッチャーですよ。
アナ その他にも宮城がこの前のジャイアンツ戦でもノーヒットノーランするんじゃないかというピッチングをしました。そして他にも山岡、田嶋、山崎がいて20代の若手先発ピッチャーが揃っています。そんな中でリリーフ陣も頑張っています。
ヒギンズ 7試合6ホールド 防御率0.00
平野 5試合4セーブ 防御率0.00
鈴木 6試合1セーブ 防御率1.59
村西 8試合1勝 防御率7.71
能見 4試合 防御率2.45
アナ 雅樹さん、リリーフ陣についてはどうでしょうか?
斎藤 富山を筆頭にヒギンズに平野ですよね。それで今日のヒギンズを見て思ったんですけど、外国人投手というのは真っ直ぐが速いとそれに頼り切りになる傾向があるんですけど、チェンジアップを結構投げるんですよね。
アナ はい。
斎藤 チェンジアップに自信があるんでしょうけど、真っ直ぐだけじゃないというところがヒギンズのいいところかなと思いますね。
アナ そして攻撃陣です。交流戦でのチーム打率は12球団で2位です。中でもこちらの選手たちが結果を残しました。
宗 打率.303 本塁打1 打点2
吉田 打率.349 本塁打3 打点15
岡田 打率.380 本塁打3 打点11
杉本 打率.286 本塁打1 打点12
アナ 吉田正尚はもちろんなんですけど、ベテランのT-岡田、そして杉本も上がって来たし、福田と宗の1番2番も機能してきました。雅樹さん、打線に面子が揃ってきましたよね。
斎藤 打順で1番2番3番が固定されてきたのがチームとして良くなってきた要因だと思いますし、あと杉本も重要な場面で打ってる印象がありますよね。
アナ そうですよね。
斎藤 難しい球を打ったりと頼もしいですよね。
アナ 引っ張るだけじゃない杉本になってますよね。江本さん、ペナントレースに戻ってから楽しみじゃないですか?
江本 これはもうチームの投打の軸は決まってるし、このまま突っ走ったら面白いですよ。
アナ 本当ですよね。まさに打って良し、投げて良し、守って良し、という感じになってきました。中嶋監督は交流戦の優勝について聞かれて「全員がMVPだ」とコメントされていました。
江本 まあ、あんまり調子に乗らん事ですね。
アナ はい(笑)
江本 ここで締めておかないと(笑)
アナ 中嶋監督のインタビューなんか見てると、調子に乗ってる感じもなくて、締めてるという感じが出てましたよ(笑)
以上です。