2022年12月4日にフジテレビで放送された『S-PARK』でプロ野球選手100人が選ぶ変化球部門のランキングが紹介されていました。ナレーションと共に進行します。

 

変化球部門 第5位

大野雄大 衝撃を受けたと言いますか。

 

清水昇 中日ドラゴンズの高橋宏斗投手のスプリットですかね。

 

中日ドラゴンズの高卒2年目の高橋宏斗が6票で5位にランクイン。奪三振数134は規定投球回に届いていないにもかかわらず、セ・リーグ3位。その特徴は・・・。

 

中田翔 あまり真っ直ぐ軌道と変わらないスプリットですか。あれを打つのはなかなか難しいのではないのかなと思いますけど。

 

 

変化球部門 第5位 2人目

菊池涼介 いいときのフォークってめちゃくちゃ落ちてるなと。

 

森下暢仁 栗林さんのフォークで。

 

2021シーズンの新人王。広島カープの栗林良吏のフォーク。今シーズンは31セーブで防御率1.49。

 

青柳晃洋 フルカウントからでもフォークを投げ切れるところがやっぱスゴいなっていう。そして制球だったり変化も素晴らしいので一級品のフォークなのかなと思います。

 

 

変化球部門 第3位

大島洋平 全部がスゴいイメージなんですけど。

 

森友哉 全球種めちゃくちゃいいんですけど。

 

坂倉将吾 うーん・・・全部なんですけど、フォークかカーブ。

 

山岡泰輔 由伸のカーブとフォークかな。

 

なんとオリックスバファローズの山本由伸がカーブとフォークで7票獲得し、ここで登場。昨年の1位2位の球種が票数を分け合う形となった。2年連続パ・リーグMVPとなった絶対的エースのカーブのスゴさは・・・。

 

大島洋平 グンって曲がるんですよ、本当に。これは打席に立ってほしいです(笑) 普通は曲がったら遅くなるんですけど、曲がってから速い。曲がって加速してくるみたいなカーブですね。

 

更にフォークに対しても驚きの声が。

 

山口航輝 あれだけ速いフォークボールというのはなかなか見ることもないですし。

 

5月には150キロを計測したフォーク。その威力は経験したロッテのマーティンも凡退後に山本由伸を讃えるほどだった。

 

 

変化球部門 第2位

甲斐拓也 久々にあんなフォークを投げるピッチャーを捕ったっていう感覚ですかね。

 

上沢直之 あれどうやって投げてるいるのか分からない。一回聞いてみたいと思いますけどね。

 

宗祐麿 ヤバいですよ。千賀さんより落ちてるかもしれないですね。ソフトバンクの藤井ですね。

 

見たことのない急激な落差。ソフトバンクホークスの藤井皓哉のフォークが10票で2位にランクイン。55試合に登板し、防御率1.12、フォークの被打率は驚異の.072。戦力外を経験した苦労人が抜群の成績を残した。

 

大山悠輔 たくさんのフォークを見てきたんですけど、この辺(目線より高めのジェスチャーをして)ですかね。それで「高めのボールだな」と思って見逃したらショートバウンドしてて(笑) それで「えっ?」と思って、ちょっと時が止まりましたね。

 

ここまでスプリットとフォークの落ちる球が4つもランクイン。新たな歴史を作るのは・・・。

 

 

変化球部門 第1位

周東佑京 これどうやって打つんだろうって思います。

 

西川遥輝 見たまんまです。当たるわけがないんです。

 

山本由伸 高めでもけっこうスゴく落ちるっていうのが珍しいというか、あんまり見たことないかなと思います。佐々木選手のフォークです。

 

伊藤大海 佐々木朗希くんのフォーク。

 

島内宏明 佐々木朗希のフォーク。

 

青木宣親 佐々木朗希いましたね。

 

フォークに多くの票が入った2022年の変化球部門のナンバーワンは令和の怪物・佐々木朗希のフォーク(21票)。そのフォークの空振り奪取率は10%を超えると優秀と言われる中、驚異の29.4%。なぜここまで空振りを取れるのか・・・。過去にこの部門で2度(2016、2017)フォークでナンバーワンになった千賀はこう語る。

 

千賀滉大 僕のはあそこまでスピードが出ないので、スピードがある中で落差があるというのはインパクトが強いなと思います。

 

そしてもう1つ優れた点があると語る。

 

千賀滉大 ストライクゾーンの中で大きく変化させられるので。今までストライクゾーンの中で縦で変化させられるピッチャーっていなかったと思うんですけど。バッターもスゴく嫌だろうなと思いながら見てました。

 

これにはセ・リーグを代表する左腕もこう語る。

 

今永昇太 プロのバッターがストライクからストライクの変化にバットが当たらないというのは本当にスゴいと思いますね。

 

フォークはストライクゾーンから低めのボールゾーンに落として空振りを取るのが一般的だが、佐々木のフォークはストライクゾーンからストライクゾーンの変化で空振りが取れるんです。これが一流ピッチャーたちが驚く理由なのだ。

 

 

佐々木朗希のコメント

スピードボール部門に続いての受賞

佐々木 変化球に関してはまさかという気持ちが大きかったので嬉しいです。

 

(続けて)

 

佐々木 他の変化球がイマイチだったんですけど、今年1年フォークのおかげでここまで抑えられたなと思っています。

 

2022年 変化球部門

1位 佐々木朗希 フォーク21票
2位 藤井皓哉  フォーク10票
3位 山本由伸  カーブ&フォーク7票
5位 栗林良吏  フォーク6票
5位 高橋宏斗  スプリット6票

 

 

以上です。

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