2023年10月20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2023』でクライマックスシリーズ ファイナルステージに勝利し日本シリーズに勝ち上がった阪神タイガース。その中で勝ち上がりの立役者で陰のMVPの坂本誠志郎について元横浜の高木豊、元ヤクルトの館山昌平、横浜で監督をしていた大矢明彦がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
アナ CSファイナルのMVPは木浪選手が選ばれましたが、解説者の方々が選ぶMVPをお聞きしたいんですが。
高木 まず大矢さんから。誰でしょう?
大矢 僕はやっぱり坂本を挙げますね。攻守ともにですね。
今季 84試合 打率.226 本塁打0 打点21
CS 3試合 打率.222 本塁打0 打点2
大矢 よくピッチャーをリードしましたしね。第1戦では野間のスチールを刺しましたしね。
高木 そうですね。
大矢 対カープというのはスチール対策が必要だったんですよね。
高木 シーズンでは阪神に次いで1個差でチーム盗塁を記録してますからね。
大矢 足を封じるのが大事だった。バッティングはハッキリ言って、僕は坂本を「一日一善バッター」だなと思ってまして。
高木 はい。
大矢 一番いいところで1本打てばいい。本当に大きな働きをしましたね。
高木 うんうん。では館山さんは?
館山 僕も坂本選手なんですよ。先発ピッチャーが村上選手にしても、大竹選手にしても、昨年投げてないじゃないですか。
高木 はい。
館山 そのピッチャーをこの大舞台でシーズンと同じように投げさせるというのは坂本選手のリードがあって、そこに投げられるコントロールがあってのもなんですけど、本当に経験の少ないピッチャーをよくリードしてますよね。
高木 そうですね。
館山 あとは低めの変化球のキャッチング。素晴らしいですよ。フレーミングと言うのが正しいか分からないですけど、ピッチャーとしてはキャッチングに助けられる場面がいっぱいあると思いますね。
アナ はい。では豊さんは?
高木 僕も坂本なんですよ。1戦目からずっと見てて、先発3人ともあまり調子が良くなかったんですよね。
大矢 うんうん。
高木 村上の投げたボールをフレーミングでストライクにしてたりだとか、本当にリードもさることながら、バッティングも良かったし。
アナ はい。
高木 木浪はよくやりましたけど、申し訳ないけど、でもトータル的に全てを見たときに、坂本なしで3連勝できたかなと考えると、僕も坂本なんですよね。
アナ 陰のMVPなんですね。
高木 はい。
アナ やはり骨折した梅野選手も「頼むぞ」と声を掛けてるようですので。
以上です。
もう正捕手ですね。