2018年4月5日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のオリックスvsロッテの試合で6回の裏2アウト3塁という場面でバッターはT-岡田というところで先発の涌井は申告敬遠をしないでキャッチャーを立たせての敬遠をしました。その場面について元横浜の平松政次、同じく元横浜の野村弘樹、元中日の立浪和義が語っています。

 

平松 今日の印象的な場面。クエスチョンマークが付くような場面が6回裏にあったんですよ。涌井が申告敬遠をしないでキャッチャーを立たせて敬遠をしてその後に交代なんですよ。この辺は野村さんが時間稼ぎという見解を出しましたけども。

 

野村 ピッチャーの立場からすると正直、屈辱的なところでもありますよね。

 

平松 ですよね。

 

野村 平松さんがマウンドにいたら怒っているんじゃないですか?

 

平松 そりゃあ、「何で4球投げさせたんだ」と。

 

野村 そうですよね。単純にそこだけ考えるとそうですよね。

 

平松 まあ、4球投げるというのは暴投のリスクもありますからね。

 

野村 そうですね。

 

平松 やっぱり、ブルペンで次の投手の準備ができていなかったということじゃないですかね。

 

野村 はい。この回は涌井が投げきってくれるだろうと考えていたんでしょうけど、やはりピンチでT-岡田を迎えて、そして次のバッターも含めると代えようという判断になったから結局4球投げさせて時間を稼いで次の投手をつぎ込んだと思うんですけど。4球投げての敬遠は今年初めてじゃないですか。

 

平松 立浪さん、1球投げて申告敬遠したという場面はあるんですけど4球投げさせての敬遠は今シーズン初めて見ましたけど。

 

立浪 はい。ピッチャーの肩がまだできていないっていうことなんでしょうけど、その敬遠の間にブルペンでピッチャーも肩を作っている間っていうのは恐らくそう変わらないですね。

 

平松 その間に肩を作るにしても2、3球ぐらいしか投げれないもんね。

 

立浪 その辺が微妙なところなんですけど。

 

平松 微妙でしょう。ある意味では気持ちの整理というかね。

 

立浪 そうですね。

 

平松 次に投げるピッチャーからしたら「あれ、涌井さんが投げるんじゃないの?」って思っていたのが「あ、自分がいくんだ」という気持ちの部分がね。

 

立浪 まあ、時間稼ぎと言ってもね。

 

平松 それこそ10秒とか15秒か分かりませんけども。

 

野村 少しでも次に投げるピッチャーを思っての時間稼ぎですから作戦としてはアリですよね。

 

平松 アリですね。ですから、これから敬遠に関しては色んな状況があって、1球でいかせるとかがありそうですね。

 

 

以上です。

次に投げるピッチャーにとっては肩を作るよりも気持ちの整理というので時間が必要かもしれませんね。

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