2018年5月13日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」という番組で開幕から1ヵ月の日本人の先発陣のLAA大谷翔平、NYY田中将大、LAD前田健太、CUBダルビッシュ有について30年以上MLBの取材をしている現地のベテラン記者のスコット・ミラー(以下SM)さんが色々と語ってくれています。

 

LAA大谷翔平 3勝1防御率4.10 (5/13現在)について 

―ミラーさんのイチオシの大谷翔平について

SM 大谷は今シーズン最大の話題です。キャンプの時からやってくれると思っていました。

 

―オープン戦の大谷は大乱調でメディアが一斉に不安視した

SM マイナーからスタートだという意見もあったけど私は違いました。これだけで評価するのは間違っているからです。オープン戦で大谷が投げた(スプリングトレーニング地の)アリゾナは気温が高く乾燥しています。ボールが滑りやすく投手にとって非常に厳しい場所です。この時点でダメだと判断されたことに憤りを覚えました。大谷は絶対にメジャーで成功すると確信していました。あの時そう言ったのは私だけだったけどね。

 

―ミラーさんは大谷についてイチローにも話を聞いていた

SM 大谷のどこに期待しますか?と聞くと、「そもそも前人未到のことをやっているのにどこに期待をすればいいのかなんて分からないよ」と言ったんです。あのイチローにここまで言わせる大谷はスゴい奴だと思いました。大谷のプレー自体、我々が人生で初めて目の当たりにしているんです。それだけで特別なことですよ。だから、私の地元であるサンディエゴ・パドレスに来てくれなかったのは本当に残念ですね。

 

 

NYY田中将大 4勝2防御率4.66 (5/13現在)について

―チームはレッドソックスと激しい首位争いを繰り広げている

SM 今年は田中の活躍がカギとなるでしょう。投手力ではレッドソックスの方が一枚上手です。それでも田中は開幕から良くやっています。この調子で彼が15勝すれば東部地区を制するかもしれません。

 

 

LAD前田健太 2勝3防御率4.75 (5/13現在)について

―チームの前田の起用に変化が見られる

SM ドジャースは2年かかってようやく前田を上手く使えるようになったと思います。1年目のシーズン終盤は疲れていたように見えました。日本との登板間隔の違いが影響したのでしょう。去年は先発だけでなくリリーフをこなしたことに驚きました。今シーズンはどう使われるのか分かりませんがチームにとって貴重な戦力ですね。

 

 

CUBダルビッシュ有 0勝3防御率6.00 (5/13現在)について

―不調の原因はどこに

SM ダルビッシュは寒さにやられました。4月のアメリカ中西部では異常気象でとても寒く雪が降るほどでしたからね。

 

【ダルビッシュが登板した4月の気温】

4月7日 17.8度 失点1

4月13日 5.6度 失点4

4月21日 5.0度 失点5

4月27日 9.4度 失点1

 

 

SM もっと暖かくなれば調子を取り戻すでしょう。チャンピオンを狙うカブスにとって彼の存在は不可欠です。先発の柱を担う今シーズンはダルビッシュなくして優勝はあり得ません。期待して待ちましょう。

 

 

以上です。

この現地記者は割といいこと言っているような気がしますね。この記者にわざわざ取材したのは大谷に対して手のひら返しをした間抜けな記者とは違って最初からやると断言していたからなんでしょうかね。ダルビッシュの不調と気温の関係はありそうな気がしますね。風邪もひいちゃいましたしね。

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