2018年5月24日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.中日戦で先発をして粘りの投球で4勝目をあげた横浜DeNAベイスターズのドラフト1位ルーキー東克樹について元横浜の野村弘樹が今後の課題を提言しています。フリーアナウンサーの松岡俊道と共に語っています。

 

【この日の東の投球内容】

6回100球、被安打8、奪三振4、四死球0、失点2

今季4勝2敗 防御率1.84 (5/24の試合終了時点)

 

 

アナ 東投手はドラフト1位でルーキーイヤー。これから日本列島は梅雨がきて蒸し暑い季節を迎えるわけですがここまで確実にゲームを作って今日で4勝目をマークしました。

 

野村 そうですね。今日は初のスライド登板で6回を自責点2で100球ちょっとでよく粘ったと思うんですけど、今日見ていて課題を見つけたんですね。

 

アナ そうですか。

 

野村 課題はやっぱり左打者だと思うんですよね。

 

アナ はい。

 

【中日大島の2打席目を見ながら解説】

野村 ちょっと大島の打席を全球見ていただきたいんですけど。

 

アナ はい。

 

野村 2打席目なんですけど。1球目は外のスライダーでストライク。

 

アナ はい。

 

野村 次は外のストレートでボール。これは高いんですけど、いいコースにきています。そして、3球目はチェンジアップなんですけど、キャッチャーが外に構えているのが逆に中に入ってきて完璧に打たれるんですけど。(この打席の大島はライトポール際に大きなホームラン)

 

アナ はい。

 

野村 やっぱり、今日だけに限らず左打者に対して8割ぐらいが外なんですね。

 

アナ はい。

 

野村 そして、僕が言いたいのはインコースの使い方をもう少し覚えてほしいなと思いまして。ストレートもそうですし、左打者の膝元にチェンジアップってこれまでほとんど使っていないんです。

 

アナ そうなんですか。

 

野村 だから、そこのインコースの使い方、そして膝元のチェンジアップの使い方をもっと覚えていくと左打者に強くなる。

【東の左右打者の被打率】

左打者 .269

右打者 .211

 

 

野村 これを見ると分かるんですけど、左打者に対して被打率が高いんです。

 

アナ あっ、逆にね。

 

野村 だから、防御率もトップで奪三振率もトップのピッチャーがこの成績が出ると左打者に対して弱点とまでは言いませんけど、ちょっと苦手意識があるのかなと。そこを克服するためには僕はインコースの使い方だと思うんですね。

 

アナ うんうん。

 

野村 ストレートとチェンジアップ。右打者に対してはアウトコースのストレートとチェンジアップを使うんですけど、左打者に対してはインコース系が非常に少ないので、そこの左打者に対してインコースのストレートとチェンジアップの使い方を習得してほしいなと。

 

アナ なるほど。

 

野村 精度を上げてほしいなと思いました。

 

アナ これからは左打者に対するインコースの攻め方ですね。

 

野村 はい。どこで使うかというのを覚えてほしいなと。

 

 

以上です。

前回の阪神戦では左打者に対してインコースが使えていて褒められていたんですけどね。今回はインコースを攻めきれなかったので上手く投げられる日と投げられない日があるのかもしれませんね。

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