2018年5月30日にMBSテレビで放送された「戦え!スポーツ内閣」で現在日本ハムで活躍している大田泰示が何故、巨人では育たなかったのかを中日で監督をしていた落合博満が番組MCの武井壮、ブラマヨ小杉と共に語っています。
大の巨人ファンの北村晴男弁護士から落合博満に質問をしました。
『2018年の巨人は岡本が育ってきて明るい兆しだけども、日ハムに移籍して活躍している大田泰示はなぜ巨人では成功しなかったのか?』
小杉 岡本は育ってきて良かったけど、大田選手は巨人でアカンかったのに何で日ハムで成功したのかというのは。
落合 あの当時の巨人の外野手で大田が入れる場所ってないんですよ。
2016年の巨人の主な外野手
大田泰示 打率.202 本塁打4
長野久義 打率.283 本塁打11
立岡宗一郎 打率.229 本塁打2
亀井善行 打率.252 本塁打3
橋本到 打率.233 本塁打2
ギャレット 打率.258 本塁打24
武井 あー。
落合 この選手の代わりに出てゲームで使おうというのはある種のテストなんですよ。そこで結果を出さなきゃいけないという事で遮二無二いったんでしょうね。その遮二無二にいく分には構わないだけど、ダメだったらファームに行かされるっていうそっちの方が強かったんだろう。
小杉 正常な気持ちでプレーできなかった可能性があるという。
落合 だから、ジャイアンツの選手と戦って負けたっていう、これを周りの人が認めてやらないと。
武井 なるほど。
落合 『なぜジャイアンツではこういう選手を育てられなかったんだ』って、そっちの方に話を移したがるんだよ。
小杉 はい。
落合 ハムに行ってなぜ打っているかというと、ぽっかり場所が空いていたんだね。余裕を持ってゲームに出て行けたんだろうと思う。
小杉 なるほど。そうかあ。
落合 そうしたら自然とゲームに出るチャンスが増えた。ゲーム慣れしてきた、自分も余裕が出てきた、それで結果が出てきた、そういう事なんだろうと思う。
小杉 本当にいいところに行ったということですよね。
以上です。
当時のような外野陣を見ると大田のストロングポイントが弱そうに見えますね。長野とギャレットで外野の2枠。そして、亀井か立岡で残りの1枠で争うのかなという感じがしますね。大田にとっては北海道の水が合ったというのは間違いなくあるんでしょうけど。