2018年4月23日に関西テレビで放送された「報道ランナー」という番組で悩める阪神の藤浪晋太郎について元横浜の番長・三浦大輔がアドバイスを送っています。関西テレビアナウンサーの新実彰平と共に語っています。
【藤浪の4/20 巨人戦の投球内容がモニターに映される】
5回、失点6、四死球6、被安打9、奪三振10
アナ ジャイアンツ戦の後に2軍降格ということになったわけですけども、このタイミングでのファーム行きというのは致し方ないんですかね?
三浦 まあ、そうですね。こないだも悪かったですからね。
アナ 1軍で投げさせながら何かを掴んでほしいという考え方もあるじゃないですか。
【4/20の守備の平均時間が表示される】
阪神 約14分00秒
巨人 約4分30秒
三浦 あったんですけど、やっぱりテンポも悪くて守っている時間、これを見てください。全然違うんですよね。
アナ この守備時間はあの試合ですね。阪神巨人の守備時間。10分ぐらい違う。
三浦 はい。そうなると野手の方にも影響が出てくるかなと。守っている時間が長いとテンポもリズムも悪くなって攻撃にも影響してきますからね。
アナ この日はそれぐらいの状態だったということですね。
三浦 そうですね。
アナ ただ、その日の投球内容ですけど、フォアボール6つ出しているんですが、5イニングで奪三振10個ってなかなか無いことじゃないですか。
三浦 5回なんで15個のアウトのうち10個は三振を取れているということは、やはりボール自体は素晴らしいモノがありますよね。
アナ その日のピッチングはスライダーとか良いボールはキレてるし、ストレートとかも凄い球ですよね。
三浦 いや、もう当たんないですからね。
アナ ボール自体はいかがですか?
三浦 ボール自体は素晴らしいものがあります。羨ましいですよ。このボールがあれば。
アナ あー。
三浦 四球とか気にし過ぎなのかなと思うんですけどね。フォームのチェック(弓矢のポーズ)してたりするじゃないですか。
アナ やっぱり、菅野投手のときにちょっとボールが抜けて本人も「やっちゃった」って顔もされてましたけど。
三浦 そうですね。当てちゃいけないと思って、また色んなね。本人のチェックポイントがあると思うんですけど、気にし過ぎたのかなと思うんですけどね。
アナ ボール自体は素晴らしいと。
三浦 そうですよね。
アナ 番長、藤浪投手復活のカギというのはなにか、皆さんにこれを聞いているんですが、いかがですか?
三浦 うーん。やっぱり考えすぎないように、もっと間合いを詰めてテンポを、リズムを上げていった方がいいかなと思いますね。
アナ テンポよく。ポンポン投げるという。
三浦 調子が良い時はストライクが先行してリズムよく、テンポよくっていきますけど、調子が悪い時は逆にリズムを変えていけば・・・。逆からの発想ですよね。
アナ はいはい。
三浦 チェンジになるとすぐにマウンドに行って投球練習してキャッチャーとも話をしといて投げたらすぐに返してもらう。
アナ すぐに返球して。
三浦 バッターに考える間を与えないというもそうですし。
アナ そういうことをされていた時もあるんですか?
三浦 しましたね。どんどんテンポよくすぐに投げていけば逆に調子も上がってくるんじゃないかと。調子が良い時はそうなるんだったら、逆からやっても調子が上がっていくんじゃないかなと、色々とやりましたけどね。
アナ じゃあ、この2軍に行っている期間でちょっと試して頂いてもいいかもしれない。
三浦 そうですね。ファームに落ちたんですからファームで色々と試す価値はあると思うんですけどね。
アナ 復活を待ちたいと思いますが。そんな番長・三浦さんが藤浪投手を見て率直に思うこと、こちらです。
【モニターに下記のように表示される】
『藤浪よ、まだ4月だぜ ヨ・ロ・シ・ク!!』
アナ 『藤浪よ、まだ4月だぜ ヨ・ロ・シ・ク!!』 ハハハ(笑)
三浦 まあ、4月も終わりですけどね。でも、まだまだ戻ってきてもらわないと困る投手ですから、次に戻って来た時には最後までローテーションを守ってもらわないといけないピッチャーですからね。
アナ やっぱり、優勝には欠かせないピッチャー。
三浦 絶対に欠かせないですからね。まだ4月なんでね。まだまだ取り返せますから。
アナ そうですね。しっかりと気持ちを切り替えて復活を待ちたいと思います。
以上です。
テンポを上げまくるというのは1つの提案ですね。やるかやらないかは分からないですけど夢中になって投げた方が余計なことを考えずに済むのでいいかもしれませんね。