2018年9月15日にTBSで放送された「S-1」でアナハイムエンゼルスの大谷翔平はトミー・ジョン手術を受けるべきか、回避すべきかを桑田真澄がTBSアナウンサーの伊藤隆祐と共に語っています。

 



アナ 桑田さん、そもそもトミー・ジョン手術とはどんな手術なんでしょうか?

 

桑田 はい。簡単に説明しますと、肘の関節を繋ぐ靭帯を断裂、もしくは損傷をした場合に他から腱を持ってきて移植するという、そういう手術ですね。

 

アナ 選手によってどの腱を移植するかは様々なんですかね?

 

桑田 そうですね。僕の場合は左手の腱を移植したんですが、右手からや足からも取ってこれるということですね。

 

アナ そうですか。復帰まではどのぐらい期間が必要なんでしょうか?

 

桑田 復帰までは約1年ほどの期間が必要ですね。

 

アナ うーん。一方、手術を回避した場合のPRP療法ですが、回復力を高める注射ということで復帰までは3ヵ月です。桑田さん、ズバリどちらを選択するべきでしょうか?

 

桑田 僕はもうトミー・ジョン手術を薦めますね。

 

アナ それは何故でしょうか?

 

桑田 僕はPRP療法のことはよく分からないんですが、言い方は悪いんですけど、小手先の治療をしても3年後、5年後に手術するんじゃないかなと思います。

 

アナ はい。

 

桑田 だから、今の若いうちにやっておくのが大事だと思いますね。

 

アナ 若いうちにやっておくという、その理由は?

 

桑田 やっぱり、回復力も早いですし、また復帰後に強くなるというデータも出ているんですね。ですから、今まで以上の大谷君のボールが見られるかもしれないですね。

 

アナ ということは、元に戻ること以上になると?

 

桑田 そうですね。元に戻るという考え方よりも、手術した後は新たな自分を作り上げていくという、そういう解釈をしてリハビリをするといいと思いますね。

 

アナ なるほど。さあ、この手術をした場合にバッターとしてなら来年の開幕には間に合うという声もありますが、桑田さんはどうお考えですか?

 

桑田 絶対に駄目ですね。

 

アナ 駄目ですか!

桑田 打者として試合に出てはいけないと僕は思います。何故なら、手術後のリハビリが大事で、またそのリハビリ期間にやらなきゃいけないことがたくさんあるんですね。

 

アナ うーん。

 

桑田 フォームの改善をしなければいけないので、僕はそこに時間を費やすべきだと考えています。

 

アナ そうですか。日本人選手がメジャーに行って、肘や肩を痛めて手術を受けた選手が多いのですが、これは何故なんでしょうか?

 

桑田 やはり、日本人選手は成長過程の学童、学生野球の時に投げ過ぎなんですね。

 

アナ あー・・・。

 

桑田 これはこれからの日本野球の課題ですね。

 

アナ うーん。

 

桑田 もう一つはメジャーのボールですね。

 

アナ ボール。

 

桑田 はい。やはり、滑るんですよ。日本のボールはしっとりしていて、軽く持っても落ちないんですが、メジャーのボールは滑るので、強く握らないと何か落ちてしまいそうなんですね。

 

アナ ほー。

 

桑田 ですから、ちょっと力んで投げてしまうようになりますので、その分だけ肩や肘に負担が掛かるんじゃないかなと僕は考えていますね。

 

アナ なるほど。さあ、どちらを選択するかということでまだ分かりませんけども、大谷選手へのエールをお願いします。

 

桑田 僕はどちらを選択してもいいと思うんですね。でも、彼の選択を一生懸命、みんなで応援してあげたいなと思いますね。

 

アナ そうですね。

 

 

以上です。

トミー・ジョン手術を受けるべき。そして、早期に野手復帰はするべきではないという桑田のお話でした。

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