2018年10月13日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のクライマックスシリーズファーストステージの第1戦のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で5回途中から好リリーフを見せた読売ジャイアンツの上原浩治とその采配を振るった高橋由伸監督について元中日西武の田尾安志、元近鉄西武の金村義明がフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。
【この日の上原の投球内容】
1回1/3、17球、被安打0、奪三振3、失点0
【上原のヒーローインタビューの一部】
上原 とにかくゼロでその回を終わりましたし、次の回もゼロで抑えることができたんで、もうそれは本当に嬉しいです。こういう短期決戦は何点あってもいいわけですし、守る方は1点でも少なくということで、今日はそれができたいい試合だったと思います。(2戦目の先発菅野については)1人で投げきってください。とにかくあと一つ勝ってファイナルステージに進めるように頑張りたいと思います。
アナ 金村さん、今日のポイントは上原のリリーフですよね。
金村 そうですね。打撃陣にも火を付けたと言っても過言ではないですね。
アナ はい。
金村 5回裏で早目に出てきて驚きましたね。それで今日の上原は本当に魂のピッチングですよ。
アナ はい。
金村 逃げることが一切なく、ガンガン向かって行って、メジャーで投げているときの上原に戻ったようなね。
アナ そうですね。しかも、回跨ぎでシーズンにはないような起用法ですよね。
金村 そうですね。もう本当に素晴らしかったですね。
アナ ある意味、感動を覚えるぐらいのピッチングでした。田尾さん、高橋監督と上原は年齢も誕生日も一緒です。
田尾 いやそれよりも、高橋監督やったな、というゲームなんですよ。
アナ そうなんです。それで監督は「一番場数を踏んでいる投手だ。流れを変えるというか止めるために行ってもらった」と。
田尾 だからね、僕は高橋監督をシーズン通して見ていて、こういう失敗したときに監督の責任になるような思い切った策がほとんどなかったんですよね。
アナ なるほど。
田尾 今日は好投している今村を代えて上原。上原がやられたら何であんなところで代えるんだと言われるところで代えてるでしょ。
アナ はい。
田尾 そして、攻撃では陽のところでエンドラン。そして8回から2イニング山口に投げさせる。全くシーズンと違う戦いです。
アナ そうですね。
田尾 こういうことができたら辞めないで良かったのにと思いますね(笑) それと上原が「明日は1人で投げてください」と言われた菅野。
アナ はい。
田尾 そういうことも考えての山口の2イニングだったと思います。
アナ なるほど。
田尾 だから、全て理にかなったことをやったように思いますね。
アナ 高橋監督は「シーズンとは違い後がない戦い」と語っていました。
以上です。
由伸監督が目覚めましたね。