2018年10月19日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でMLBの公式アナリストのマイク・ペトリエーロ(以下ペト)が2018年シーズンの新人王、サイ・ヤング賞、MVPを予想しています。
もくじ
新人王予想
ペト アメリカンリーグは大谷が選ばれると思います。私が選ぶとしても、もちろん大谷です。今シーズンの大谷は期待を超えたと言っていいでしょう。打者としてもメジャーでトップ10に入ります。投手でも大いに才能を発揮しました。彼の活躍はまさに歴史的。ダントツで大谷だと思いますよ。
【2018年の大谷翔平の成績】
投手 10試合 4勝2敗 防御率3.31
打者 104試合 打率.285 本塁打22、打点61
ペト ナショナルリーグはナショナルズのソト(19)かブレーブスのアクーニャJr.(20)です。甲乙つけがたいです。
打率 | 本塁打 | 打点 | |
ソト | .292 | 22 | 70 |
アクーニャJr. | .293 | 26 | 64 |
ソトは10代の選手としては史上3人目となるホームラン20本以上をマーク
対するアクーニャJr.は史上最年少で5試合連続のHRとインパクトは強烈
ペト 同世代の2人は似たような成績ですが、私だったらアクーニャJr.です。アクーニャJr.の方が守備力が上ですし、地区優勝に貢献しています。ただどちらが受賞してもおかしくありません。
サイヤング賞の予想
ペト ナショナルリーグは予想しやすいと思います。メッツのデグロームで決まりでしょう。彼は200イニングを投げて防御率は1点台。シャーザーやノラなどの他の候補者たちよりも票を集めると思います。
勝敗 | 防御率 | イニング | |
デグローム | 10勝9敗 | 1.70 | 217 |
シャーザー | 18勝7敗 | 2.53 | 220回2/3 |
ノラ | 17勝6敗 | 2.37 | 212回1/3 |
ペト アメリカンリーグは難しいですが、順当にいけばレイズのスネルでしょう。20勝以上をあげて防御率も1点台でした。ただ、私が選ぶしとらアストロズのバーランダーですね。なぜなら私が重要視しているのはイニング数、三振、そしてフォアボールの3つだからです。より多くのイニングを投げ、三振が多く、フォアボールの少ないバーランダーを私は選びます。
勝敗 | 防御率 | イニング | 三振/9 | 四球/9 | |
スネル | 21勝5敗 | 1.89 | 180回2/3 | 11.0 | 3.2 |
バー | 16勝9敗 | 2.52 | 214 | 12.2 | 1.6 |
MVPの予想
MVPを選ぶにあたってペトリエーロさんが重視するのが指標『WAR』
打撃・走塁・守備・投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す
WARが5.0を超えるとオールスター級、8.0を超えるとMVP級とされる
ペト アメリカンリーグではレッドソックスのベッツとエンゼルスのトラウト、二人ともWARが10.0を超え、歴史の残るほどの素晴らしいシーズンでした。どちらが受賞してもおかしくありません。ただ、レッドソックスはチーム史上最多の勝利数をあげました。なので、ベッツが選ばれると思います。
打率 | 本塁打 | 打点 | WAR | |
ベッツ | .346 | 32 | 80 | 10.9 |
トラウト | .312 | 39 | 79 | 10.2 |
WAR1位は10.9でベッツ 初の首位打者を獲得しチームを牽引
WAR2位は10.2でトラウト 過去に2度のMVPを獲得した実力者
ペト ナショナルリーグの本命はイェリッチ。彼は首位打者を獲得し、ブルワーズの地区優勝にも大きく貢献しました。ただ、私だったらデグローム。WARだったらイェリッチの7.6に対して、デグロームは10.0です。MVPにはシーズンのベストプレイヤーを選ぶべきです。なので私はデグロームです。
成績 | WAR | |
イェリッチ | 打率.326 36本 110打点 | 7.6 |
デグローム | 10勝9敗 防御率1.70 | 10.0 |
来年の予想
ペト ピッチングの進化が続くと思います。ピッチャーの起用法はこの3年間で大きく変わりました。来年は今年以上に先発投手の投げるイニング数が減り、全体の6割を切ると思います。これからも選手のレベルは飛躍的に上がっていくでしょう。
まとめ
ペトリエーロの予想 | アメリカンリーグ | ナショナルリーグ |
新人王 | 大谷翔平 | アクーニャJr. |
サイヤング賞 | バーランダー | デグローム |
MVP | ベッツ | デグローム |
以上です。