2018年10月27日にフジテレビで放送された「S-PARK」で日本シリーズ2018、広島カープvs.福岡ソフトバンクホークス、第1戦のポイントについて中日で監督をしていた谷繁元信がフジテレビアナウンサーの中村光宏と共に語っています。
アナ 谷繁さん、日本シリーズ第1戦のポイントはどこになりますか?
谷繁 ポイントは両チームともバッテリーがスゴく意図を感じるそういう配球をしていましたよね。
アナ その意図というのは?
谷繁 まず広島の大瀬良と會澤のバッテリーですよね。會澤選手は試合前のインタビューで「7戦を考えたリードをする」と言われていたんですけど。
アナ はい。
谷繁 まさにそれを感じるような今日は配球をしましたね。
アナ 具体的にはどういう配球だったんでしょうか?
谷繁 大瀬良というピッチャーは、普段もっとストレートとかシュートが多いはずなんですけども。
アナ 確かに。
谷繁 今日はスゴくスライダーが多かったんですよね。それは今後の勝負を考えながらもあるし、あとはソフトバンクの打者1人1人をかなり把握しているなというものをスゴく感じました。
アナ なるほど。広島の分析がスゴいわけですね。
谷繁 そうですね。
アナ 今日は広島が8人のピッチャー、ソフトバンクが7人のピッチャーを投入しましたけど、中継ぎも良かったですよね。
谷繁 やっぱりソフトバンクの中継ぎ陣が、これほど強力とは、というぐらいみんな150キロ前後の球を投げるんですよ。
アナ はい。
谷繁 シーズン中もこれぐらい力があると分かっていたんですけど、シーズン中の100%よりも、この日本シリーズの100%の方がボールがもっときているというのを今日はスゴくそれを感じました。
アナ 延長に入っても続々とピッチャーが出てきますからね。
谷繁 最後の場面でもモイネロか嘉弥真かを選べてる状態だったので、まだリリーフの枚数が残っているぐらいですから。
アナ そうですよね。
以上です。
引き分けでしたがお互い我慢比べで両チーム共にリリーフが鉄壁過ぎました。