2019年4月4日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日の読売ジャイアンツvs.阪神タイガースで起こった1回裏の見事な原采配とそれを防げなかった阪神ベンチについて元南海阪神の江本孟紀、楽天で監督をしていたデーブ大久保、元巨人の斎藤雅樹がタレントの稲村亜美と共に語っています。
【状況】
1回裏巨人は岡本2ランで先制後に1アウトランナー1-3塁の状況を作る。1塁ランナーはゲレーロ、3塁ランナーは亀井で見事にダブルスチールを決められ亀井が生還し3点目を取られる。
大久保 今日は初回の岡本の1本目のホームランの後の3点目がダブルスチールで1点を取った。これのポイントは1塁ランナーのゲレーロが走ったということを考えると、ゲレーロが単独で走るわけないですから、何かの作戦があるわけです。それで初回にダブルスチールをかけれる監督って見たこともないし、自分でもやったことないんですよ。
稲村 はい。
大久保 それでもうひとつ。裏返して見ると矢野監督がキャッチャー出身でありながら、このダブルスチールへの警戒を伝えられてなかった。簡単に決められたというのが、解説者の皆さんが下位予想してしまう大きな要因だと思うんですよ。江本さんはどう思いますか?
江本 俺なんか忖度して順位予想で阪神を4位にしてんだけどね。
一同 (笑)
江本 こんなんやられてたら最下位予想もされるよ。
大久保 なりますよね。
江本 デーブの言う通りよ。だからもうちょっとしっかりゲームを冷静に見てないと。
大久保 はい。
江本 ただ勝った時だけ、いい時だけワーワーやってたんじゃやられますよ。
大久保 そうですよね。
江本 うん。
大久保 雅樹さんはあの作戦に引っかかってしまった阪神についてどう思いますか?
斎藤 まあ早い回だから余計に引っかかりやすいというのはあると思います。
大久保 そうですよね。
斎藤 ああいう攻撃はどうしても回が経つにつれて相手も警戒するようになりますから。
大久保 そうですね。
斎藤 でも初回ってのはなかなかそこまで警戒できなかったったいうのがあるでしょうね。
大久保 それで最近はキャッチャーがルックしない、ノールックっていうのが流行ってるみたいで。
江本 うん。
大久保 僕らの時代は必ず3塁ランナーを見てから2塁に投げなさいっていうのも、原監督は3年ブランクあんのに分かってやったような気がする見事な作戦だし、引っかかった阪神も見事に引っかかったっていう。
稲村 さすがの原監督ということですね。
大久保 はい。
以上です。