2019年5月4日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日の広島カープvs.読売ジャイアンツで起こった広島の緒方監督が退場になった1回裏の不可解な判定について横浜で監督をしていた大矢明彦と元中日の谷沢健一がフジテレビアナウンサーの大村晟と共に解説しています。
シーン
1回裏、広島の2番菊池が打ったショートの当たりでショートからの送球が逸れてしまいファーストがジャンプをして捕ったら菊池は避けながらもベースを踏んでセーフの判定。しかしファーストを避けていた勢いで1塁をオーバーランしてしまいタッチアウトとなった。ここで緒方監督はリクエストを要求したが判定は覆らずアウトのまま。それでも納得がいかない緒方監督は猛抗議し退場となった。
大矢と谷沢の解説
アナ 劇的なバティスタ選手のサヨナラヒットで広島が巨人に勝利。一方で緒方監督が初回で退場になるというシーンがありました。
(続けて)
アナ バッター菊池選手で打った打球がショートに飛んで坂本選手が一度は落としてファーストに送球。少し送球がズレたんですが、そこで菊池選手がオーバーランしてしまって慌てて1塁に戻ってタッチアウトという判定。リプレー検証があって、尚も判定は覆らずアウトという判定。緒方監督はここで引き下がらない。リクエスト検証後の判定は覆らなかったわけで、そこでベンチから出て来て抗議だったんですけど。規約があります。
アナ こういう「例外」という規則があるわけなんですけども。改めてこのシーンを見て谷沢さんは印象どうですか?
谷沢 菊池がファーストで交錯して、その時はベースを踏んでた。
アナ はい。
谷沢 本人は2塁に行くような感じはしなかったんだけどね。
アナ そうですね。それで慌てて戻ったと。
谷沢 それで戻ったことで審判が「踏んでないだろう」という誤解をしたような感じでしたよね。
アナ そうですね。まあ2塁に向かう気がなければ、タッチをしてもアウトにはならないということなんですけども。
谷沢 ならないよね。
アナ 大矢さんの見解はいかがでしょうか?
大矢 ラインの内側に菊池がいたんでね。それで塁審がタッチでアウトにしたんだと思うんですよね。
アナ はい。
大矢 でも、この規約があると今の菊池の動作を見てても次の塁にというわけではないですからね。
アナ はい。
大矢 まあ難しいと言えば難しいところですね。
谷沢 まあいつかこういうのがあるかなと。先日のナゴヤドームで与田監督が2塁塁審に抗議に行きかけたケースがありますけどね。
アナ ありましたね。
谷沢 同じようなケースで今日は退場になりましたけどね。
アナ そうですねぇ。いずれにせよ初回に監督がいない中で勝利をもぎ取った広島カープでした。
以上です。