201957日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』で横浜DeNAベイスターズのドラフト1位の上茶谷大河が野村弘樹と対談しています。

 



上茶谷大河

京都学園高校―東洋大―DeNA(2018ドラフト1位)

  

プロ生活

野村 火曜日にMCをやってるんですけど、いつも火曜日に投げてたので注目していたんだけど、ここまで5試合(放送日の5/7時点)はどんな印象ですか?

 

今季の登板5試合(5/7時点)
4/2vsヤク7回 1失点
4/9vs阪神6回 3失点
4/16vs中日4回 5失点
4/23vs阪神4回2/3 6失点
4/29vs巨人5回 3失点

 

上茶谷 最初の方はいい形で入れたんですけど、そこからなかなか自分の投球が出来ずに、自分の中でダメな部分も出てきて、色々と考えているときですね。

 

野村 うん。プロの世界はどうですか?厳しいですか?楽しいですか?やりがいがある?

 

上茶谷 どっちかと言うと楽しい。やりがいがあります。

 

 

一番凄いバッター

野村 プロに入ってこのバッターは凄いなあと感じた選手はいる?

 

上茶谷 オープン戦(3/16)なんですけど、ソフトバンクの柳田さんがエグいと思いました。3打席対戦させて頂いたんですけど、1打席目に真ん中寄りのカットボールを左中間方向にヒットを打たれて。2打席目は追い込んでからチェンジアップでセンターフライだったんですけど、追い込むまではファウルとかでけっこうタイミングを外したチェンジアップで空振りを取れたんですけど、そこから何球かあってのチェンジアップでけっこう崩したと思ったんですけど、フェンス手前のギリギリまで飛んだり(※結果はセンターフライ)

 

野村 うん。

 

上茶谷 それで3打席目は追い込んでからのインハイだったんですけど、顔近くのボールを思い切り引っ張り込まれて。ファーストライナーだったんですけど、全部の打席でフルスイングしてきて、アジャストしてくるので。

 

野村 コンタクトしてくるんですね。

 

上茶谷 はい。どうやってこの人を抑えるのだろう、というのは思いました(苦笑)

 

野村 なるほど。

 

 

プロでの手応え

野村 手応えは感じてますか?

 

上茶谷 自分のコントロールというか、しっかりと投げ切れれば通用すると感じてますし、ストレートも調子がいいときはファウルでカウントを稼げたりするのでその辺は感じてます。

 

野村 自分の持ち球の話を聞きたいんだけど、ストレートはもちろんでその他の球種は?

 

上茶谷 カットボール、スライダー、カーブ、スプリット、それとチェンジアップです。

 

野村 一番自信のあるボールは?

 

上茶谷 カットかチェンジアップですね。

 

野村 チェンジアップとスプリットの投げ分けはその日によって変えている感じ?

 

上茶谷 そうですね。その日によってですね。

 

野村 なるほど。

 

 

デビュー戦

投球内容
4月2日 ヤクルト戦 7回 1失点

 

野村 デビュー戦を振り返ってもらいたいんだけど、大先輩の原樹里投手と投げ合いでしたけど。

 

上茶谷 はい。あの試合はスゴく緊張はしたんですけど、投げてて楽しかったですし、先輩とああやって投げ合えて。 

 

野村 うん。

 

上茶谷 自分の中ではスゴい緊張とか不安があったんですけど、試合に入っていくとスゴい楽しかったです。

 

野村 試合前に連絡はしたの?原樹里が4年の時に1年だったんだよね。

 

上茶谷 いや、してないです。

 

野村 恐れ多くて?

 

上茶谷 はい。

 

野村 まあ4年のときの1年というのは一番面倒臭いところだもんな()

 

上茶谷 (下を向いて笑う)

 

 

デビュー2戦目

投球内容
4月9日 阪神戦 6回 3失点
(ソトが落球した日の登板)

 

野村 それでその次の登板も良かったよね。

 

上茶谷 自分的にはデビュー戦より全然良くなくて、終わってみれば63失点だったので。何かあんまり良くはなかったです。

 

野村 結局、逆転されて勝ち負けが付かなかったんだけど、そのときのベンチにいる心境ってどうでした?

 

野村 球場全体が怖い雰囲気というか、飲み込まれるような。

 

上茶谷 自分がマウンドにいるかのような感覚で。

 

野村 あっ、ベンチに下がっても。

 

上茶谷 はい。ちょっと逆に怖いというか。投げてないですけど、自分が飲み込まれたような感覚でしたね。

 

 

 

自分から連敗スタート

野村 4/16に登板して、その時に初めて負けが付いたのかな。

 

上茶谷 はい。

 

野村 そこからチームの10連敗が始まったのは分かってる?()

 

上茶谷 はい()

 

野村 それってルーキーながら感じるものはある?()

 

上茶谷 毎日負けることが自分から始まってるなっていうのは感じてました。

 

野村 うん。10連敗が始まって、その連敗を止めたのも自分だったじゃない。勝ち負けは付かなかったけども。(※4月29日の巨人戦で5回3失点)

 

上茶谷 はい。

 

野村 あの時のマウンド上がるのは4/16とは違う心境で上がったと思うんだけど、やっぱり俺が止めるぞというイメージでマウンドに上がった?

 

上茶谷 ずっとその気持ちだったんですけど、今永さんとかから「そういう気持ちは持つけど、消した方がいいよ」と言われて。

 

野村 なるほど。

 

上茶谷 「お前はそういう気持ちになるとダメだから、打たれたらカリカリするタイプだからそういうのは無くせ」みたいな。

 

野村 けっこうイライラする方なの?

 

上茶谷 そうですね。

 

野村 まあ、そりゃピッチャーなら誰でも打たれたら頭に血が上るよね。

 

上茶谷 はい。

 

 

課題

野村 課題というか、自分に足りないものは何かあります?

 

上茶谷 何か勝負ところでよく真ん中に行くというか。フォアボールが自分の中でイヤなイメージがあり過ぎて、厳しいところに投げ切れないというのがよくピンチの場面で出てて、それはダメなところだなと思います。

 

野村 プロ野球ニュースでもずっと注目させてもらっていたんだけど、4/2のプロ初登板と4/23日の登板のフォームの比較をさせてもらったんだけど、それは自分の中で変わってきてるのは何かあった?

 

上茶谷 自分の中ではなくて、キャッチャーの伊藤光さんに指摘される部分はありました。カットボール主体に投げていたので、それでちょっと手首が寝て、全体的に引っかけたボールが多いと。

 

野村 なるほど。

 

上茶谷 チェンジアップとかが投げれなくなってきているのはそれが原因なんで。そこで横振りというのは指摘されました。

 

 

東洋大学の同期について

野村 同級生が4人同時にプロに入ったのか。

 

上茶谷 はい。

 

野村 スゴい世代だね。まずピッチャーだとソフトバンクの甲斐野投手。

 

上茶谷 そうですね。

 

野村 上茶谷投手から見て、彼はどういう風に見えてますか?

 

上茶谷 本当に大学当時のイメージのまんまなんですけど、ストレートが最速159キロで速いというイメージなんですけど、僕の中では変化球投手のイメージが強くて。フォークだったりスライダーを多く投げますし、真っ直ぐよりも精度が高いのは変化球だと思っていて。

 

野村 うんうん。

 

上茶谷 やっぱりフォークがスゴいし。

 

野村 だけど一番気になる存在ではあるのかな?同級生で同期で同じ大学から入ってるわけでしょ。

 

上茶谷 はい。甲斐野と梅津は気になる存在ですね。

 

野村 甲斐野投手は上茶谷投手が投げているのはスゴく刺激になってると。上茶谷も刺激になってる?

 

上茶谷 もう毎日チェックしてるぐらいで()

 

野村 あぁ、そうなんだ()

 

上茶谷 はい()

 

野村 刺激なのか、ライバル心なのか、どっち?

 

上茶谷 ライバル心もあります。負けたくないというのもありますし。

 

野村 うんうん。

 

上茶谷 でも、抑えてるのを見て自分も頑張ろうと刺激になるところもあります。

 

野村 野手ではオリックスの中川圭太選手。この前、初スタメンで初ヒットを記録しました。彼はキャプテンだっけ?

 

上茶谷 そうです。

 

野村 PL学園の後輩やからね。どんな選手?

 

上茶谷 あんまり口数多い方じゃなくて、大学時代から背中で引っ張っていくようなキャプテンで、後輩からの信頼も厚かったですし、よく真似されるような選手ではありました。

 

野村 中川選手からお話を伺っているんで、ちょっと見てもらっていいですか。

 

上茶谷 はい。

 

中川のVTR

―上茶谷の投球

中川 自分が2軍にいてる時に上茶はずっと1軍で投げてて、その試合をずっと見てたんですけど、1試合目2試合目と勝ち投手の権利を得てからチームが負けたり、勝ち星が付かなかったんですけど、権利は得てるので自分としてはスゴくいいんじゃないかなと思いますし、コントロールと変化球は大学時代より精度が上がっているんじゃないかなと思います。

―上茶谷との付き合い

中川 一緒にご飯に行ったり、部屋が近かったんで、練習が終わってからはよく部屋に遊びに行ったりはしてました。けっこうお笑い系というか、ネタを振ったりとか、物真似してと言ったらけっこうやってくれたり。ムードメーカーみたいな感じですね。(※上茶谷はこれを言われた時に恥ずかしそうに苦笑い)

―上茶谷にエール

上茶、初勝利目指して頑張ってください。僕も頑張ります。

 

野村 中川選手ですけど。

 

上茶谷 言ってくれたな()

 

野村 キャプテンからのメッセージでしたけど、イヤそうな顔してるけど() 「カミチャ」って呼ばれてたの?

 

上茶谷 そうです。

 

野村 今は?

 

上茶谷 みんな「カミチャ」と呼んでくれています。

 

野村 うん。それでお笑い系なの?

 

上茶谷 (苦笑いしながら首ひねる)

 

野村 キャプテンはそう言ってたよ()

 

上茶谷 それは甲斐野なんですけどね。

 

野村 甲斐野なの?

 

上茶谷 甲斐野がそうですね。

 

野村 ほんと?キャプテンは上茶谷がって言ってけど。それでどんなモノマネをしていたの?

 

上茶谷 えー・・・チームメイトのバッティングフォームのモノマネとかをやってました。

 

 

入団会見での言葉

野村 入団会見の話を聞きたいんだけど意気込みを色紙に書くというので「本気」って書いたんだって?

 

上茶谷 はい。

 

野村 これはどういう思いを込めて書いたの?

 

上茶谷 高校の時の言葉というか。「いつかプロ。今、本気。」という言葉がありまして、その言葉が自分の中で気に入っていて、そこから取った二文字ですね。

 

野村 なるほど。

 

 

次回登板に向けて(この放送は5/7)

野村 次はどんな姿でマウンドに上がってくれますかね?

 

上茶谷 今まではだいぶ熱が入っていたというか。それは別に悪いことじゃないですけど、熱い自分と客観的に見ている自分をちゃんと持ってピンチの場面でも冷静に投げ切れるピッチングを見せたいですね。

 

 

今後に向けて

上茶谷 まだ勝てていませんが、ここからしっかりと巻き返して二桁勝利できるように頑張りますので応援よろしくお願いします。

 

野村 俺は新人王候補に挙げているからね。ちゃんとやってもらわな困るからね。頼むよ。

 

上茶谷 はい()

 

 

以上です。

これからです。
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