2019年5月10日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で王貞治、長嶋茂雄の記録を抜いて球団新記録となる開幕34試合連続出塁を達成した読売ジャイアンツの坂本勇人について元中日の谷沢健一、元中日巨人の井端弘和、元横浜の高木豊がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
この日の坂本の打撃内容
1打席目 センター前ヒット
2打席目 空振り三振
3打席目 センター前ヒット(打点1)
4打席目 ライト2塁打(打点2)
5打席目 サードライナー
6打席目 ライトフライ
巨人の開幕からの連続試合出塁記録
34試合 | 坂本勇人(2019年) |
33試合 | 王 貞治(1977年) |
32試合 | 長嶋茂雄(1964年) |
高木、井端、谷沢の解説
アナ 坂本選手、軽々と球団新記録を更新しました。
高木 こういう19点取った試合の始まりも坂本のヒットからと思うんですけど。井端さん、改めてこの坂本はどうですか?
井端 昨年までというか、僕が巨人に行ってから見てたんですけど、坂本選手は3打席目までに出塁できないと、どうしても4打席目に投げ槍になる傾向があったんで、コーチになってからは最後の打席も大事だと。年間143試合あったら打てない時は何とかフォアボール、何とか最後の打席にヒットを打つというのを口酸っぱく言ってきたんで。
高木 なるほど。
井端 そういう積み重ねがこういう開幕34試合連続出塁になったのかなと思うんでね。
高木 今年は34試合中、11試合が3打席目までに出塁がないんですよ。その11試合では4打席目以降に出塁している。やっぱりそういう言葉生きている。
井端 そうですね。実践しているかは分からないですけど、やっぱり言い続けてきたのが頭の中にちょっとあって、最後の打席にヒットが出ると急に元気に出るものなんでね。
高木 次に繋がりますもんね。
井端 そうですね。そういう小さいことの積み重ねが打率にも繋がりますからね。
高木 なるほどね。
井端 高打率の秘訣については一番谷沢さんが分かってるんじゃないかと。
高木 谷沢さんは2回首位打者になってるんでしたっけ?
谷沢 え?改めて聞くなよ。
一同 (笑)
高木 そこでボケられても困るんで(笑)
谷沢 そうか(笑)
高木 やっぱり首位打者を獲るためには打席を大切にすることが大事ですよね。
谷沢 まあ1打席目からもちろん大事だけど、特に3打席目までにヒットがないと、フォアボールを一つでも選んでおくと随分と違いますよね。
開幕からの連続試合出塁(2019年5月10日の試合終了時点) | |||
NPB記録 | 40試合 | スティーブ(1983 西武) | 率.372 安54 点27 本7 四28 |
セ記録 | 35試合 | 金本(1997 広島) | 率.349 安45 点31 本13 四25 |
球団記録 | 34試合 | 坂本(2019 巨人) | 率.343 安47 点29 本12 四19 |
高木 日本記録が40試合です。これはいけますか?
谷沢 西武のスティーブの記録だね。いってほしいね。しかし、王さんの記録は1977年だからスゴいよね。記録の価値があるよね。
高木 40年ぶりの更新。価値がありますよ。
アナ ここまで来たらNPB記録を作ってほしいですよね。
以上です。