2019年7月28日にTBSで放送された『S☆1』でこの日に行われた読売ジャイアンツvs.阪神タイガースの試合を野村克也がぼやき解説しています。
試合前
―急失速の巨人について
野村 まあこのまま巨人でしょ。俺の優勝予想も巨人なんだけど。フフッ(笑)
―失速中で巨人ベンチでは盛り塩
野村 一切、盛り塩はやらなかった。そんなことで勝てるなら野球って簡単だよ。
試合開始
―先制された裏の攻撃で送りバントを選択した原采配
野村 俺は監督を長いことやらせてもらったけど、1回表の送りバントは好きじゃなかったな。こういう細かい作戦は7回以降だね。バントで1アウトくれるのは「ありがとう」といつも心の中でお礼を言ってた。フフッ(笑)
―坂本の4番起用について
野村 原さんは何を考えているんだ?選手を育てるのが仕事なのに選手を殺してるよ。4番坂本は反対。打順を変えるというのは仕事が変わるからね。例えば1番2番というのは出塁したり、ランナーを進めたり、という目的でやってるから。
―坂本の三冠王はありえるか?
野村 まあ三冠王、ボチボチ出てもいいんじゃないの。夜の三冠王はようけおるやろ。俺も夜の三冠王だ(半笑い)
^序盤から巨人の大量得点で試合が決まる
野村 阪神ファンは「金返せ!」と言いたくなるだろう。甲子園でやってる時はベンチのそばまでやって来てヤジるからね。
―選手にはヤジが聞こえる?
野村 聞こえる聞こえる。
―3回裏 打率2割4分を切っていた炭谷の打席で
野村 キャッチャーをやっていて打てないというのは俺はおかしいと思うんだよ。配球なんかは一番読みやすいポジションでやっている訳だからね。
試合は巨人の大勝で終了
原監督は通算999勝となった
試合後
―監督通算1000勝は目標?
野村 それを目標にしている人はいないだろうけど、原監督でも矢野監督でも長くやってもらいたいわね。
以上です。