2019年10月20日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』で日本シリーズ2019 福岡ソフトバンクホークスvs.読売ジャイアンツの第2戦の7回裏に代走で登場し試合の流れを変えた周東佑京について元南海阪神の江本孟紀、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元日ハムの岩本勉がフジテレビアナウンサーの杉原千尋と共に語っています。
アナ 代走の周東選手が7回裏に出てきまして。
岩本 そうですね。周東が出てきた時のあの球場の湧き方ですよ。そしてヒットエンドランが見事に決まって1塁3塁になりました。脚力が与える相手チームへのプレッシャー。江本さん、マウンドにいるピッチャーもそれを強く感じますよね。
江本 まあ速い選手がいると、どう考えてもイヤだよね。
岩本 はい。
江本 それにしても第1戦といい、第2戦といい、あっという間に次の塁に行ってしまうでしょ。
岩本 えぇ。
江本 普通なら2塁にいるようなところで3塁やホームに行ってるとかね。最近速い選手がいるんだけど、この人の速さは特別やね。
岩本 速さもありますし躊躇ない姿勢ですよね。
江本 ショープやしね。
岩本 またマウンドに立ってるピッチャーもストレート系が多くなってしまうのもしょうがないですよね。
江本 それは当然ですよね。
岩本 笘篠さん、そういうランナーが代走で出てきたら、打者も狙い球を変更するもんですか?
笘篠 やっぱりそうですね。しかもキャッチャーが送球しやすいとなるとアウトコース系が増えてきますよね。
岩本 はい。
笘篠 この場面でもまともに最初からスタートを切ってるわけではないんですよ。牽制して牽制してプレッシャーをかけて、そしてフルカウントというウエストができないカウントまで持っていく。そして絶対にウエストできない状況だからこそ思い切ってスタートを切れる。
岩本 はい。
笘篠 そしてバッターのグラシアルも配球も含めてその状況に乗っかれますよね。代走に周東が出てきたら球場がスゴい雰囲気になるわけですから。
岩本 はい。
笘篠 バッターじゃなくてランナーに注目するわけですからね。
岩本 球速が遅くなるから曲がり球なんか投げれなくなるんですよね。
笘篠 周東くんは物凄いリードを取ってますし、更にそこからベースに戻るスピードもあるんです。帰塁のスピードがあるからこそあれだけリードができる
岩本 はい。見事な走塁でしたね。
以上です。