2020年1月12日にNHK総合で放送された『サンデースポーツ2020』で広島カープの鈴木誠也がインタビューを受けて色々と語っています。
もくじ
自主トレ
―同じカープの先輩や後輩と自主トレを行った理由
鈴木 去年チームが4位になって、新井さんと丸さんが抜けて、その穴が正直大きくて。それでみんな同じ方向を向いてやれていないなとずっと感じながらやっていたので、自主トレを一緒にやって、自チームでみんなで力をつけて頑張りたいという思いがあったので今回は(内川から)離れて、初めてやってみました。
―自主トレでチームメイトを引っ張っている
鈴木 少しでもプレーであったり、練習の態度であったり、人より意識の高いところを目指しているところを見てもらえたら、下の子たちも一緒になってついてきてくれたら、それだけでもチームは変わってくると思うので。少しずつそういうものが芽生えてきました。
―濃密な自主トレで妥協なく取り組んでいる
鈴木 毎年そうなんですけど、色んなことに挑戦して、色んな失敗をして、色んな成功をして、また挑戦して。常に挑戦して突き進みたいなと。失敗することも嫌じゃないですし、失敗した方が次に進むステップになると思っているんで。
技術的な試行錯誤
―具体的に試していることは?
鈴木 基本的に試すのはシーズン中の試合です。相手が本気で来る状態で自分がやりたいことを試した時がいちばん自分の中で自信が持てたり、「あっ、違うな」って割り切れる時なんで。僕は基本的にシーズン中の試合の時に技術面で色んな挑戦をしていますね。
開幕当初の左と構えを変えた右を比較
構えを変えた右の写真で右腕をユラユラと動かしてタイミングを取っている
―構えを変えた狙いは?
鈴木 ケン・グリフィー・Jr.の真似をしたんですよ。
鈴木 (構えを変えた時に打席で)初球にフォークが来て、パカーンとファールだったですけど、結構いい当たりで「ケン・グリフィー・Jr.いいな」と思って(笑)
―構えを変える事に怖さはないのか
鈴木 調子が悪い時に自分の打ち方を貫いて、いつか調子が良くなるのを待ってやるよりは、今はこう自分が変えて、気持ち的に「今はこれだったら打てる」と思った打ち方でやった方が結果はやっぱ出ると思うんで。真似してやってみた方が結構いい結果が出たり。
―今季の個人的な目標は?
鈴木 「おっ!」ってなるような存在であったり、能力的には誰もが「かないません」と思うくらい、もう何をしても抑えられない、誰が見ても飛び抜けてるっていう成績と能力をプロの世界で見せる。世界、全てのプレイヤーのトップになりたいですね。
―結婚は大きな意味を持つ?(※2019年オフに結婚を発表)
鈴木 もちろん心強いです。今は疲れて帰ってきても、温かく美味しいご飯がキレイなお皿に乗って食べやすい状態であるので。本当に幸せを感じながら日々を過ごしているんですけど、本当にありがたいですね。
東京オリンピック
―東京五輪は常に考えているか?
鈴木 全く考えてないです。
―五輪について
鈴木 もちろん出たいという気持ちはありますし、シーズン中の8月にあるので、そのままシーズンの流れ通りになる。これまではシーズンが終わってからか、シーズンが始まる前に国際大会やWBCがあったので、そういう部分でやっぱり難しいところがあったので。今回のオリンピックに関してはシーズンの状態のまま入れるので、本当に自然体で。オリンピックの時期が来たら、普通にやれればいいのかなと。
メジャー挑戦
―メジャー挑戦は視野に入っているか
鈴木 もちろんずっとそこを目指して、高い目標でずっとやってきてたからこそ妥協せず、毎日やれているので。タイミングがあればそういうところに挑戦したいなっていう気持ちはもちろんあります。
―そのタイミングはいつ頃か?
鈴木 早い段階がいいですね(笑)
―来年とか?
鈴木 うーん・・・どうなんですかね。できれば・・・まあチームのこともありますし、やっぱりこのチームで優勝したいという気持ちもあるんで。優勝できたらどうなんですかね・・・。早い段階で行きたいですね。
以上です。