2020年2月24日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2020』で先発再転向でオープン戦で登板しましたが滅多打ちにあった東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹について元横浜の斎藤明雄、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元横浜の高木豊がフジテレビアナウンサーの杉原千尋と共に語っています。
アナ 楽天で気になるところはありましたか?
高木 やっぱり松井裕樹はパ・リーグの目玉なんだよね。
アナ はい。
高木 例えば抑えから先発になると。松井が先発で投げれるなら楽天はスゴい力を得られるわけ。
アナ そうですね。
高木 だけど、かなり打ち込まれていましたよね。明雄さんは抑えから先発に回られたりで色々と経験豊富なんですけど、やっぱり働く場所が変わると全然違いますか?
斎藤 極端に言うと、初回なんかはキレイに立ち上がろうかなという感じで投げてるし、実際にネット裏でこの試合を見てたんですけど、抑えの時の松井裕樹の投球フォームじゃないんです。
高木 うーん。
斎藤 ヤンチャというか、大胆に投げるというのがなくて大人しく投げてる。だからボールのスピード自体も出てなかったし、変化球もコントロールできてない状況だったんでね。まあ、これは初登板というのを考えれば反省点があったと思うんで、次回登板からはちゃんとやってくると思いますけどね。
高木 抑えをやってる時は大体が1イニング限定じゃないですか。
斎藤 そうですね。
高木 それで先発というのは6回ぐらいまでは最低投げないといけないという意識からの乱調もあったんですかね?
斎藤 そう思うんですよね。ただヒットを打たれるのはいいんですよ。この試合では2アウト1-2塁から(DeNAの)宮崎にセンター前ヒットを打たれたんですけど、その場面では抑えで9回を投げているという気持ちで立ち上がればすんなりいけたんじゃないかなと。
高木 なるほどね。
斎藤 そこで上手くいけなかった分、このような内容になったんじゃないかなという感じに見えますね。
高木 苫篠さんはどうですか?
苫篠 この試合に関しては全然ボールがいってなかったですよね。
高木 確かにね。
苫篠 兄にも聞きましたけど、「あれだけボールがいってなかったら、そらまだアカンわ」と言ってましたけどね。でもピッチャーはここから開幕の3月20日までの期間でどういう風に調整するんだろうというね。バッターだとマシン相手に振って振ってができますけどピッチャーは投げ込めばいいという訳ではないんでね。
斎藤 調整するのは難しいと思うんですけど、やはり次に投げる時は全力でリリーフでやってるつもりで、どれぐらいまで持つかという感じで投げた方がいいと思うんですよ。
高木 リリーフでやってる期間が長かったからスタミナに不安がないですか?
斎藤 だと思います。だから大人しく投げてたと思うんです。
高木 うーん。
斎藤 逆にリリーフのつもりで何回持つかをやってみるといいと思う。
高木 なるほどね。
斎藤 それでやってるとベンチがバテた時に代えてくれるから。5回6回と考えるんじゃなくて、いけるところまでいけっていう気持ちになった方が5回6回までいけるんじゃないかなと思いますね。
高木 その辺も今後は勉強しないといけないですね。
以上です。