2020年6月14日にNHK総合で放送された『サンデースポーツ2020』で注目の新外国人選手の阪神タイガースのボーア、横浜DeNAベイスターズのオースティン、オリックスバファローズのアダム・ジョーンズについてメジャーで活躍した高橋尚成がNHKアナウンサーの大越健介と共に語っています。
ボーアについて
大越 ジョーンズ選手はひとまず別格として、セ・リーグの2人。ボーア選手とオースティン選手から聞いていきます。
高橋 はい。
大越 なぜここまで打ててるんでしょうか?
高橋 日本の野球にしっかり対応していると思いますね。ボーアは左ピッチャーからは打ててないんですけど、アメリカに居たときよりも軽打でボールを飛ばしている感じがあますね。コンパクト寄りのバッティングになっているイメージですね。
大越 なるほど。
高橋 アメリカ時代はかなり大振りでホームラン狙いの打ち方だったんですけど、練習試合でのホームランなんかはコンパクトで軸だけで回ってるようなイメージですね。
オースティンについて
大越 そしてオースティン選手もチームはかなり期待しているようです。
高橋 そうですね。オースティンはもともと空振りの多いバッターだったんですけど、低めの変化球をしっかり見逃すようになっているんですよね。そうなるとピッチャーは投げるゾーン上げないといけないようになるんですよね。
大越 うんうん。
高橋 そこで甘くなったところをホームランにできるバッターですよね。そう考えると日本の野球にしっかり対応しているのが見えますね。
大越 横浜にはいいバッターがいますよね。監督からしてそうですからね。
高橋 そうですね。特にラミレス監督、ロペス選手、ソト選手にいいアドバイスを貰ってるんじゃないかなという印象ですね。
大越 はい。
アダム・ジョーンズについて
大越 さあ、そして桁が違うオリックスのジョーンズ選手です。
高橋 メジャーのスーパースターが日本に来たなという感じがしますね。オールスター選手でもありますし、シルバースラッガーという賞も獲得してますからね。それを考えると素晴らしい活躍ができるんじゃないかなと思いますね。ただ、練習試合では良くないんですけど、日本の野球に慣れたらかなり打つんじゃないかなと思いますよね。
大越 高橋さんは大リーグ時代に対戦したことがあるんですよね。
高橋 そうですね。彼がまだ若い時なんですけど、本当に懷が深くてスイングスピードも速くて走攻守が揃ったいい選手ですね。
新外国人選手の適応
大越 外国人選手でよく言われるのはスロースターターですよね。
高橋 はい。
大越 やっぱり普段の開幕よりも3ヵ月ほど経って、ちょうど状態が上がってくる時に今差し掛かっているところですかね?
高橋 そうですね。もともと徐々に上げていって夏場にいいパフォーマンスを出せるような調整をしているんですよね。
大越 うんうん。
高橋 なので、ちょうど今暖かくなってきて体も動き出した。いい時期に開幕を迎えるのはまたいいんじゃないかなと思いますね。
以上です。