2020年9月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.中日ドラゴンズ戦に敗れた横浜DeNAベイスターズ。その中で2点ビハインドの7回裏のチャンスに送りバントを指示したラミレス采配について元日ハム阪神の片岡篤史、元横浜の野村弘樹、中日で監督をしていた谷繁元信がフリーアナウンサーの柴田阿弥と共に語っています。
シーン
中日のピッチャーは左腕の福。バッターは倉本でラミレス監督の指示は『送りバント』だった。倉本はピッチャー前に転がしたが、福のナイスフィールディングで3塁封殺され、結果的に送りバントは失敗となった。いつもならバントなどしないラミレス監督がこの場面では送りバントを指示。何故そんな事をしたのだろうか。解説者の3人が語っています。
谷繁、野村、片岡が語る
アナ DeNAが柳投手の好投もあり中日に敗れました。
野村 はい。この試合で気になったDeNAの攻撃がありました。7回裏ノーアウト1-2塁で倉本に送りバントのサインが出ました。谷繁さんもこのシーンを見てましたよね?
谷繁 はい。見てました。
野村 それで倉本は2017年以来、バントをしてないんです。
谷繁 倉本のようなタイプのバッターでもないんですね。
野村 うん。しかも今季の倉本の左右別対戦成績で右投手には2割7分5厘で左投手には4割4分0厘なんです。
vs.左投手 打率.440(50打数22安打)
谷繁 左の方が強いんですね。
野村 それでこの時の中日のピッチャーが左腕の福。いつもなら送りバントとかの細かい野球をしないラミレス監督がバントという指示を出したというのはどうなのかなと。
谷繁 まあ、何とか同点にしたいという事だったでしょうね。
野村 終盤でしたからね。
谷繁 うーん。
野村 片岡さん、なかなか送りバントをしないDeNAなんですけど、ここでバントというのは僕にとっては驚きだったんですけども。
片岡 まあ、倉本選手の数字を見れば左投手に打たせてもいいのかなとは思うんですけど、ただ送りバントというサインが出れば選手は決めなければいけなかったという事になるんでしょうね。
野村 結果的に送れなかったので選手のミスになるんでしょうけどね。
片岡 この辺の細かい事は結果論ですから難しいですね。
野村 はい。まあ、もう1本が出なくて追い付けなかったDeNAという試合でしたね。
アナ そうですね。
以上です。