2020年10月28日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.オリックスバファローズ戦で4打数ノーヒットだった北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎の現状について元中日の立浪和義、元南海阪神の江本孟紀、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。
先発57試合 途中出場31試合
アナ 日本ハムのバーヘイゲン投手は来日初の完封勝利。個人タイトルにも注目が集まりますが、真中さんはこの試合で気になったところは?
真中 はい。僕は3年目の清宮選手です。今日は3三振とちょっと内容が悪かったんですよね。
2打席目 見逃し三振
3打席目 空振り三振
4打席目 フォアボール
真中 立浪さんにバッティングの解析をお願いしたいと思います。立浪さん、清宮幸太郎の3年目の現状をどうご覧になりますか?
立浪 はい。まず構えですよね。構えた時にバットをユラユラと動かすんですけど、やっぱり長打を打つバッターですから、それでちょっと始動が遅れてるように見えるんですよね。
真中 ちょっとトップの位置の収まりが悪い感じがしますよね。
立浪 だからまずはドッシリと構えてほしいなというのがひとつ。そして上半身の使い方はスゴく上手いと思うんですけど、やっぱり下半身からの連動でバットに力を伝えることが出来てないのかなと。
真中 はい。
立浪 それは踏み出した右足が打つ時に、どうしても伸びてしまうんですよね。
真中 うーん。
立浪 それで膝のお皿がどうしても正面に向くのが早いですから壁がないので、スカされた時に振らされて空振りや凡打をしてまうと。
真中 うんうん。
立浪 だから下の力を上に伝えられるように。そして小笠原ヘッドコーチがいますからね。色々と吸収してね、本当にスゴい可能性を秘めた選手ですから頑張ってほしいですね。
真中 そうですね。江本さんは3年目の清宮はここまでどうですかね?
江本 体のキレとかはどうなんですかね。今、立浪も言ったようにクネクネし過ぎやなって(笑)
真中 はい(笑)
江本 もうちょっと収まってもいいんじゃないのかなと。何なんですかね。
真中 僕が考えるのは、構えた時にスゴくバットを動かすんで、構え遅れが目立つというか、自分のペースで入れてない気もしますし。
江本 うん。
立浪 今日の空振り三振なんかでもトップの位置が浅いですよね。
真中 そうですよね。どうしてもドラフト同期生のヤクルト村上と比べられてしまうのでどうなんだとなるんですけど、まだ高卒3年目ですからね。これはまだ大学3年生と同じなので、ここから清宮に期待したいですね。
以上です。