2020年11月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』で全日程を終了した今季の横浜DeNAベイスターズについて元ロッテの里崎智也、元横浜の斎藤明雄、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。

 

放送時点ではまだ全日程を終了していませんが、1試合を残した状態で振り返っています。

 

佐野の成長

アナ DeNAの今シーズンの最終成績はこちらです。

 

2020年の横浜DeNAベイスターズ
4位 56勝58敗 6分
打率.266(リーグ1位)
本塁打135(リーグ1位タイ)
得点516(リーグ3位)
盗塁31(リーグ6位)
防御率3.76(リーグ3位)
失点474(リーグ3位)
失策52(リーグ3位)

 

真中 はい。4位ということで。明雄さん、今年は何と言っても4番の佐野ですよね。ラミレス監督の期待にしっかり応えましたね。

 

今季の佐野の成績
106試合 率.328(402-132) 本20 点63 得点圏.315

 

斎藤 そうですよ。キャンプに入った時点でキャプテンで4番と言い切ってましたからね。

 

真中 ですよね。

 

斎藤 だから逆にキャプテンや4番の重圧に佐野が潰されるんじゃないかなと思ったんですけど、コツコツとヒットが出てたから。

 

真中 はい。

 

斎藤 ホームランはちょっと出るのに時間がかかったんですけど、ヒットが出てたから上手く重圧を自分ではね除けたという感じですよね。

素晴らしい成長だと思いますよ。

 

真中 うんうん。里崎さんは佐野についてどうですかね?

 

里崎 開幕前にここまで頑張れるかどうかって、ここまで想像できなかったですけど、その中で筒香の穴という重圧を乗り越えて、素晴らしい成績を残しましたよね。そして佐野はドラフト9位ですからね。それを考えると夢があるなあと。また今年のドラフトの下位の選手にも夢を与える素晴らしい活躍だったんじゃないかなと思いますよね。

 

真中 そうですね。佐野はよく1年間頑張りましたね。素晴らしい勝負強さもありました。

 

 

不調の山崎康晃

真中 そして心配なのが守護神をやっていた山崎康晃です。

 

山崎の成績
40試合0勝3敗 8H 6S 防御率5.68

 

真中 明雄さん、シーズン序盤から打たれるシーンがあって、中継ぎに配置転換されたりで苦しいシーズンでしたよね。

 

斎藤 そうですねぇ。山崎が普段の成績だったらDeNAの順位もこの位置にはいないと思うんですよね。

 

真中 はい。

 

斎藤 だから真っ直ぐの走りってそれほど変わらないんですよ。だからツーシームのキレが山崎のいい時に比べて全然ない。

 

真中 うーん。

 

斎藤 それが決まらなくなってストレートでいって打たれてるっていう感じなんですよね。今シーズンはやはりちょっと開きが早かった。もともとオープンで投げるピッチャーなんですけど、それ以上にボールが見やすくなったのかなという印象はありましたよね。

 

真中 そうですよね。何かキッカケがあるといいと思うんですよね。

 

斎藤 えぇ。7回8回のセットアッパーだったらいいんですけど、5回6回に先発が早い回に崩れたときに投げるというのもあったのかなと思いますね。

 

真中 そういう起用法もありましたね。

 

 

三嶋が抑えへ

真中 里崎さん、そんな中で三嶋がクローザーに配置転換されて素晴らしい成績を残しました。

 

三嶋の成績
48試合3勝1敗 5H 18S 防御率2.45

 

里崎 素晴らしいですね。来季に向けては、もし山崎が復調してきたらダブルストッパーだったり、若しくは中継ぎ陣が更に強化されて新しい布陣が作れるっていうところで、来季の山崎の復調次第ではベイスターズの投手陣が更に磐石になるなっていう、そういう存在に三嶋がなりましたよね。

 

真中 三嶋は素晴らしい投球をしていたんで頼りになりましたよね。

 

アナ 来季のDeNAにまた注目ですね。

 

真中 そうですね。

 

 

以上です。

三浦監督かどういう采配するのかも注目です。
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