2021年4月16日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で決勝2ラン&荒れまくった投球内容で勝利投手となった阪神タイガースの藤浪晋太郎について元横浜の野村弘樹、ヤクルトで監督をしていた真中満、横浜で監督をしていた大矢明彦がタレントの稲村亜美と共に語っています。
藤浪のヒーローインタビューの一部
藤浪 ホームランは自分でも引きました。入るとは思わなかったです(笑) 甲子園でずっと打ちたいと思っていて、やっと打てましたし、いい場面で打てて良かったと思います。
藤浪を語る
稲村 阪神がヤクルトに勝利しました。真中さん、この試合のポイントはどこでしょうか?
真中 5回裏の藤浪の打席ですね。2アウトランナー1塁の時にランナーの梅野が盗塁するんですよね。普通はここは2アウトですから、バッター集中であまり影響のない場面なんですけど、藤浪がこの後にファウルで粘ってフルカウントまで持って来て、投げてる石川が「藤浪を歩かせられないな・・・」という雰囲気になるんですよね。
(続けて)
真中 そんな時に石川が真ん中にストレートを投げてしまったと。これは石川にとっては非常に悔しい失投になりましたけど、藤浪も見事に打ったんですよね。藤浪の粘りによって苦しくなってしまって真ん中についつい投げてしまったという投球ですね。石川はここまで非常に良かったので残念な1球になりました。
野村 結局このホームランで決まったしまったと。フルカウントまで行った事で苦しくなりましたかね。
真中 やっぱりピッチャーですから歩かせるわけにはいかないという状況になりましたからね。そこで藤浪が思い切ってストレートを振り抜いたというケースでしたね。
今季2勝0敗 防御率1.90(4/16の試合終了時点)
怪投で何とか抑える
野村 大矢さん、藤浪ってどうしてもピッチングが荒れるんですけど、ベンチからすると代え時も難しいと思うんですよね。
大矢 そうですね。あんまり点も取られないし交代機が難しいピッチャーですよね。
野村 はい。
大矢 それでも塩見にデッドボールで矢野監督も代えざる負えないという状況になったけど、藤浪の場合はある程度ボールが荒れるのはしょうがないと思うんだよね。だから藤浪も我慢しながらだよね。でも去年と比べたら本当にいい内容で、今年は開幕してから2勝してますからね。
野村 うんうん。
大矢 だから見てるベンチも守ってる野手も我慢が必要なんだけど、根気良く見てやって藤浪に頑張らせるのが必要だと思いますね。
野村 リリーフの小林も素晴らしかったですね。
以上です。