2021年4月21日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.中日ドラゴンズ戦で敗れてしまった横浜DeNAベイスターズ。その中で先発の入江大生のとキャッチャー戸柱恭孝について元ロッテの里崎智也、ヤクルトで監督をしていた真中満、横浜で監督をしていた大矢明彦がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
今季0勝4敗 防御率7.85(4/21の試合終了時点)
アナ 中日が3試合ぶりの勝利。一方、DeNAは引き分けを挟んで9連敗となりました。大矢さん、この試合のポイントをお願いします。
大矢 やっぱり5点取られた4回表ですね。
真中 はい。
大矢 立ち上がりは勝野と同様に入江も良かったんですよ。同じような感じで来たんだけど、4回に先頭の大島がヒットを打って3番の福留にフォアボールを出したんですよね。
真中 はい。
大矢 そのフォアボールで一気に精神状態が崩れていったというか余裕がなくなったんですよね。
真中 福留へのフォアボールですね。
大矢 うん。そしてその後のビシエドに三遊間を抜かれるタイムリー、高橋周平にもタイムリー、最後に阿部に3ランで5点取られるんだけど、そこの投球がストライク・ストライクばっかりなんだよね。
真中 うーん。
大矢 ここ4球で5点取られてんだから。
真中 あぁ、ストライクを欲しがってしまったんでしょうかね。
大矢 うん。まあ、ルーキーだから訳分からなくなる事もあると思うんだけど、逆にキャッチャーの戸柱が間を取るだとかボールから入るとかね。
真中 はい。
大矢 阿部のホームランなんかはアウトコース要求の真っ直ぐが真ん中高めに入っちゃったんだけど、初球に何で真っ直ぐから入んのかなっていうぐらいね。
真中 はい(苦笑)
大矢 だから戸柱にはもうちょっとルーキーを引っ張ってもらいたかったですよね。
真中 これは連敗中だから戸柱もついついそんな感じになっちゃったというのもあるんですかね?
大矢 うーん。真中さん、それは庇い過ぎ。
真中 庇い過ぎですか。はい(苦笑)
大矢 やっぱりルーキーが投げてるんだから、戸柱は色々と配慮してあげないといけないよね。残念ながら今日はそれが見えなかった。
真中 そうですねぇ。里崎さん、この入江と戸柱のコンビをどう見ますか?
里崎 僕も庇ってるわけじゃないんですけど・・・今バッテリーにとってキツイのは点が取れないんで先制されちゃダメ、1点でも取られてもダメ、という配球になってるんですよね。
真中 はい。
里崎 それで5点取られた回にしても攻め急いでるんですよね。
真中 うんうん。
里崎 「早く終わり」っていう。だから特効薬としては「もう3点ぐらい取られていい」「初回から取られてもいいから1試合通して3点、4点取られてもいいから思い切っていけ」と。「それで負けたら打線が悪い」というぐらいのバッテリーの余裕が必要かもしれないですね。
真中 うーん。
里崎 だから今のチーム状況がキツイんですよね。何とか早めに抑えたいというのが出ているんで余裕がないですよね。その気持ちも分かるんですけどね。
真中 はい。ここは落ち着いていくしかないですよね。
以上です。