2022年3月27日にフジテレビで放送された『S-PARK』で今季初登板で6回3失点で勝ち負け付かずという投球内容だった千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希について藤川球児がフジテレビアナウンサーの鈴木唯と共に語っています。
アナ 今季初登板は勝ち負け付かずでした。藤川さんにお聞きします。2022年の佐々木朗希投手はどうなっちゃいますか?
藤川 まず一言でいえば「怪物だった」ということですね。
アナ ほぉー。
藤川 甘いボールでも抑えられる、日本でも数少ない投手ですね。
アナ 少しコースが甘くてもパワーで抑えられると。
藤川 そうですね。それが160キロの世界ですね。
アナ それが出来るピッチャーは日本にどれくらいいるんですかね?
藤川 今は日本にはいませんが、日本人に例えるなら大谷選手ぐらいですね。
アナ なるほど。大谷投手と並べられるという事で凄いというのが分かりますが、佐々木投手が更に進化するために必要なことは、今日の試合を取材していてどんな事がありますか?
藤川 大事な場面で変化球を2本打たれたんですけど、やっぱり打線の1巡目のように160キロの世界観は打者は持ってないんですよ。だから、それをシンプルに松川捕手と共に再現してけば、更にスゴい投手になっていくと思いますね。
アナ もっとストレートを投げた方がいいという事ですか?
藤川 出し所ですね。変化球、変化球になる必要はないですよね。速すぎるストレートなので。
アナ なるほど。今日は実際にタイムリーを打たれたのが変化球なんですよね。
藤川 そうですよね。左打者にはシュート回転のストレートを打たれたんですけど、大事な所では変化球というので。それでも変化球で見逃し三振もあったので、そこがハマるピッチャーですね。まあ、やっぱり令和の怪物ですよ。
アナ それが怪物たる所以なんですね。そんな怪物・佐々木投手は今後どうなっていくんでしょうか?
藤川 現段階ではホップ・ステップ・ジャンプで言うと、まだステップの段階だと思います。
アナ まだ2段階目。真ん中なんですね。
藤川 はい。この2段階目に1年、ないしは2年かけるのか。時間はかかってもいいんですよ。その代わり、物凄く大きなジャンプにするためにステップの段階も大事にしてほしいなと思いますね。
アナ 何が必要ですか?
藤川 チームが球数を管理してあげること。故障しないようにしないといけませんね。この故障対策をロッテはかなり気にかけてやっていましたから、その辺りはこの球団だったら大丈夫だろうとは思いますね。
アナ 今日も86球というところでした。
藤川 いいところで交代しましたね。100球までのところで降りるならいいと思いますね。
アナ シュート回転するストレートに関しての修正はどのように考えますか?
藤川 やっぱり投げ方ですよね。まだ若さもあるので、この確率を減らしていけばコントロールも乱れなくなりますから。投げるアングルに関しては物凄くいいですよ。縦回転で角度もあるし。言うことないです。
アナ もっとストレートも良くなっていく?
藤川 はい。だからホップ・ステップ・ジャンプのステップなんです。
アナ なるほど。今シーズン、どのような活躍を見せてくれるのか楽しみですね。
藤川 はい。
以上です。