2022年10月8日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でセ・リーグ クライマックスシリーズ ファーストステージ 横浜DeNAベイスターズvs.阪神タイガースで先勝に導いた今永攻略で際立った阪神打撃陣の選球について元横浜の高木豊と中日で監督をしていた谷繫元信がフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。
アナ クライマックスシリーズ ファーストステージの初戦は阪神がDeNAを下し先勝しました。豊さん、阪神打線で気になったのはどこでしたか？
高木 気になったというか、素晴らしかったのが選球眼ですよ。
アナ はい。
高木 チームで徹底してたんじゃないですかね。今永が誘ってくる低めのボールに「絶対に手を出すな」と。全然手を出さない。
アナ うーん。
高木 勝負を分けた5回表の攻防で代打マルテの場面。マルテは今日の殊勲者ですけど、2ストライクに追い込まれて、4球低めのボールで誘うけど振らないんですよ。これをやられるとピッチャーは困る。
アナ なるほど。谷繁さん、この辺りは短期決戦のチームミーティングでキッチリと今永対策が出来ていたと。
谷繁 そうですね。
高木 やっぱりボール球って手を出してくれないとバッテリーとしても困るよね？
谷繁 そうですね。バッテリーとしてはどうしてもストライクゾーンを上げなきゃいけなくなるんでね。
高木 うんうん。やっぱり低めを打たせてゲッツーを取りたいというのが我慢されると苦しい。本当に今日は徹底されてましたから。見事だなと思って。
アナ やはり相当ミーティングをしていたんでしょうね。
高木 やったと思うし、その意識付けもキッチリと出来ていたと。
アナ またあの場面で選球眼のいいマルテを糸原のところに代打に送った矢野監督の勝負手ですよね。
谷繁 勝負勘ですよね。
高木 あそこで出てくるとは思ってなかったですもん。
以上です。
