2023年4月19日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2023』でこの日のvs.福岡ソフトバンクホークス戦で悪夢の12連敗から389日ぶりの白星を飾った埼玉西武ライオンズの隅田知一郎について元横浜の平松政次、元中日の谷沢健一、ヤクルトで監督をしていた真中満がタレントの稲村亜美と共に語っています。

 

隅田のヒーローインタビューの一部

隅田 初勝利くらい嬉しいです。昨年から我慢して使って頂いて、限りなく誰も経験したことがないような、いい経験ができてると思うので、スゴくいい経験になってると思います。

 

 

隅田を語る

この日の隅田の投球内容

6回98球 被安打5 奪三振4 四球3 失点1
シーズン防御率3.57(4/19の試合終了時点)
悪夢の連敗ストップ!389にちぶりの白星!

 

稲村 西武が首位ソフトバンクに連勝。先発の隅田投手は昨年のデビュー戦以来の勝利となりました。平松さん、隅田投手はいかがでしたか?

 

平松 良かったよねぇ。

 

稲村 はい(笑)

 

平松 ピッチャーってね、1年も投げ続けて勝てなかったら「今後勝てないんじゃないか」って悩むんですよ。それで故障もしてないからね。故障してない中で投げ続けて勝てなかったんですから、これ本人も明日への希望を持ってやっていけますよね。

 

真中 でも平松さん、12連敗してても投げさせてもらってるのは信用があるという事ですよね。

 

平松 そういう事なんですよ。それくらいフォームがキレイで流れるようなフォームでね。首脳陣はこれならいつかは勝てるだろうと考えて投げさせたんでしょうけど、その首脳陣もホッとしたでしょうね。

 

真中 そうですね。松井監督も喜んでるでしょうね。

 

 

稲村 これで弾みが付けばいいですよね。平松さん、その中で今後の隅田投手の課題を挙げるとすれば何になりますか?

 

平松 うん。バッターが打てそうな高さにボールが集まるんですよね。低めへの繊細なコントロールがないんですよね。そういうところで打者が怖がらない、タイミングが取りやすいというのがあるんですよね。

 

真中 うんうん。

 

平松 だからボールをもっと低めに投げるとか、高めに投げるとか、投げ分けること。もう少し荒れるくらいの方がいいかもしれませんね。

 

真中 なるほど。5回6回と先頭バッターが出塁して、ちょっとイヤな感じがしましたもんね。

 

平松 ありましたよね。そしてもう1点あって、右打者にカットボールを体の近くに投げる、そして左打者には体の近くにツーシームを投げないといけない。それが出来ないと、これだけキレイなフォームだとやっぱりプロのバッターなら打ちますよ。

 

真中 なるほど。谷沢さんは隅田投手についてはどうですか?

 

谷沢 平松さんが言うように、フォームがキレイ過ぎるから、左打者でも踏み込んでいける。

 

真中 はい。

 

谷沢 インサイドに切れ込むボールがないですからね。そういう意味では変化球が狙われたり、そして高めのボールも確かに多い。

 

稲村 真中さんはどう見ますか?

 

真中 僕は左バッターに対してシュート系のボールを覚えると、踏み込みにくくなりますから、それを覚えると更に幅が広がるかなと思いますね。まあ、これからですよね。

 

稲村 なるほど。

 

 

以上です。

悪夢が終わった。

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