2023年10月4日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2023』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で今シーズンの日程を終了した読売ジャイアンツ。原辰徳監督の辞任ついて、そしてここまでの功績について元ヤクルトの五十嵐亮太、元阪神ダイエーの池田親興、ヤクルトで監督をしていた真中満がタレントの稲村亜美と共に語っています。

 

原辰徳監督のスピーチの一部

チームは昨年同様、Bクラス。奪回という目標のなか、懸命に戦ってまいりました。しかし、道のりは険しいものでした。皆さんの前で誇れるものはなく、期待に応えることができませんでした。これは、ひとえに監督である私の指導不足。私の責任であります。本当に申し訳ありませんでした。今回、このような成績に終わり、山口オーナーともしっかりと話をしました。Bクラス確定、といった夜に、そしてこの時に2つのことを約束しました。1つは辞任します。もう1つは、若い新しいリーダー、阿部慎之助くんにチームを託そう、と。そういう決断をしました。私の心境は一点のくもりもございません。晴れ晴れとした気持ちでバトンを阿部監督に渡し、マイクも渡します。本当にありがとうございました。

 

 

原辰徳監督を語る

稲村 原監督は今シーズン限りの退任となります。真中さん、新監督には阿部慎之助ヘッドコーチになりますね。

 

真中 そうですね。原監督自身は契約がもうちょっとあったという話なんですが、今年までということでね。

 

稲村 はい。

 

真中 これだけの数字を残してね。

 

原監督の通算成績(17年)

2407試合1291勝1025敗91分
優勝回数9回 日本一3回

 

真中 1291勝ですよ。

 

稲村 スゴいです。

 

真中 だから原監督もよくやったなと思いますよね。上からになっちゃいますが。

 

稲村 池田さんはいかがでしょうか?

 

池田 本当に原さんだから出来たことでしょうし、責任をどこかで取らないといけないのが今シーズンの成績だったんですが、それを阿部慎之助コーチが引き継ぐのはバトンの種類としては非常に優しいバトンを渡したんじゃないかと。

 

真中 うんうん。

 

池田 自分たちの成績は悪くても、今までやってきたことが終わるわけではないので、私は来年もっと上に行けるようなバトンを渡したんじゃないかと思いますね。

 

稲村 はい。五十嵐さんはどう見られますか?

 

五十嵐 まあ、菅野投手の涙が印象的ですよね。選手も原監督で優勝したいという気持ちが絶対に強かったでしょうし、そこをなんとか出来なかったという悔しい思いを来年に向ける事が大事ですね。あとは原監督って原監督にしか出来ない采配をされる方で。

 

真中 うんうん。

 

五十嵐 見てる方も「えっ、こんなことをやるんだ」「原さんじゃないとこんなの絶対に無理だよな」っていうことを思い切ってやってくれたので、日本の野球の次へのページを切り開くような監督だったので、こういった監督がいなくなるのは僕の中でスゴく悲しいなというのがあるんですけど。

 

稲村 はい。

 

五十嵐 やっぱりジャイアンツですからね。優勝しないといけないというプレッシャーであったりとか、結果がついてこない場合にはこういった結果になっても仕方ないのかなというと思うので。阿部さんも次の監督で重圧を感じてると思うんですけど。

 

真中 そうですね。

 

五十嵐 原さんのいいものを受け継ぎつつ、新しい何かを切り開く監督になってもらいたいですね。

 

真中 阿部新監督も色々と重圧はあると思いますけどね。本当に思い切ってやってほしいと思います。

 

稲村 そうですね。原監督、本当にお疲れ様でした。そして阿部新監督に期待しましょう。

 

 

以上です。

阿部新監督のプレッシャーは大きい。

おすすめの記事