2018年6月21日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.阪神戦で9回表にピッチャーをそのまま打席に立たせて何もさせずにその裏にピッチャーを交代しました。この采配について横浜で監督をしていた大矢明彦、楽天で監督をしていた田尾安志、元横浜の野村弘樹がフジテレビアナウンサー小澤陽子と共に語っています。
【状況説明】
1点勝っている状況で8回裏に登板して抑えた山本由伸を9回表の1アウト1塁の場面でそのまま打席に立たせて何も指示をせず三振させました
アナ 9回表に気になったシーンがありましたよね。
大矢 あれはちょっと理解できなかったですね。
田尾 そうですね。
大矢 バッターは山本がそのまま打席に入ってきて、これはもうベンチは三振でいいよと指示を出していますよね。
田尾 でも、これはもったいないですよね。わざわざ三振するんじゃなくて送りバントで一つ塁を進めておけばという場面なんですけどね。
大矢 まあ、増井が9回裏に投げるからここで1点取らなくてもという感じでしたかね、野村さん。
野村 はい。まず、山本が打席に立った時に次の回もいくのかなと思ったんですよ。
田尾 普通はそう思うよね。
野村 それで、打席でもキャッチャーから離れて立っている。だけど、考えてみると控え選手が少なかった。(※残りの野手は伏見と小島しかいなかった)
大矢 野手がね。
野村 はい。だから、まだ分かるんですよ。打席に入って次に増井というのが分かるんですけど。
大矢 はい。
野村 でも、あそこは送りバントをしないといけないと思うんですよ。ピッチャーとはいえ1アウト1塁なので。あの打席はある意味、放棄ですよね。
大矢 そうですよね。
野村 だから、パ・リーグとか関係なく山本でも送りバントさせておくべきだったと思いますし、その方がタイガースにプレッシャーになったと思うんですよね。
田尾 何でさせなかったんですかね。やっぱり、変な所に当たって怪我でもするからという事なんですかね。
大矢 まあ、恐らくサインを出しても出来ねえだろって。
田尾 でも、やらせないといけないですよね。
大矢 僕もそう思うんですよ。
野村 怪我するかもとか言っていられないですよね。
大矢 やはり得点をしようとする努力は絶対にするべきなんだよね。
田尾 だと思いますね。
大矢 バントをしてアウトになって2アウト1塁でもこれは仕方ないんですよ。
田尾 それは仕方ない。
野村 やるべき事はやってほしかったですね。
大矢 ちょっと納得できませんでしたね。
以上です。
やるべき事をやらないのはダメなんですよね。その裏の回で阪神に追い付かれて結果的に引き分けになりました。