2018年8月7日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のシカゴホワイトソックス戦で先発し8回途中2失点の好投を見せてチームの連敗を止めたニューヨークヤンキースのランス・リンのピッチングについて元ロッテの黒木知宏がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語っています。

 

【この日のリンの投球内容】

7回1/3、108球、被安打2、奪三振9、与四死球1、失点0

今季8勝8敗 防御率4.58 (8/7の試合終了時点)

 

【リンの試合後のコメント】

リン ヤンキースでの初先発はプレッシャーがあった。序盤は粘られて球数が増えたが、徐々に本来の投球ができた。

 

 

アナ ヤンキースがようやく連敗を止めましたね。

 

黒木 いやぁ、本当にナイスゲームでしたね。

 

アナ そうでしたねぇ。

 

黒木 レッドソックスとの4連戦は4連敗でイヤな負け方をしましたけども、今日は流れを変えるような勝ち方でしたね。

 

アナ 監督も元気付けてくれたという先発リン投手の好投が光りましたけども。

 

黒木 はい。

 

アナ 8回途中まで投げて、2安打無失点。改めてこのリン投手とはどんな投手なのでしょうか?

 

黒木 パワーピッチャーです。フォーシーム、ツーシーム、カットボールというストレート系の割合が約90%(正確には88.8%)。

 

アナ はい。

 

黒木 これらボールを駆使して投げるんですが、パワーピッチャーにも関わらず、コントロールもいいんです。

 

アナ パワーピッチャーでコントロールもいい。

 

黒木 ちょっと見て頂きたいんですけど。

 

アナ はい。

 

【映像を見ながら解説】

黒木 コントロールがいいピッチャーってイメージ的に四隅を突くようなピッチングをすると思いません?

 

アナ 田中投手みたいなそういうイメージ。

 

黒木 そうですね。ただ、このリン投手で言うと、ストライクゾーンの四角い枠に投げるコントロールが非常にいいです。そして、投げるボールがストレート系で、カットボールやツーシーム、フォーシームもそうなんですけど、ほぼほぼ真ん中に来るのでバッターからすると手を出さざる負えない状況なんですよね。

 

アナ はい。

 

黒木 それでいて、捉えようとする時にボールが動くので、ゴロアウトが多くなる。こういうピッチャーなんですよね。

 

アナ なかなか芯に当たらないんですよねぇ。

 

黒木 はい。とにかくテンポがいいので、チームに対してもいいリズムを持って来るようなピッチャーなので、今日はそういう持ち味を出したピッチングでしたね。

 

アナ このリン投手は移籍前は7勝8敗で防御率が5.10。ここからどれぐらい期待できますか?

 

黒木 まあ、これぐらいのピッチングをしていると大崩れもしないので、活躍が大いに期待できるかなと思います。

 

アナ 長いイニングも投げられますしね。

 

黒木 そうですね。

 

 

以上です。

ヤンキースの新戦力ですが、移籍前の成績7勝8敗で防御率5.10ってのは今後大丈夫なんでしょうかね。

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