2018年8月19日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日の埼玉西武ライオンズvs.北海道日本ハムファイターズの7回裏に起こった継投と浅村栄人の逆転満塁ホームランについて元日ハムの岩本勉、元横浜の高木豊、元近鉄西武の金村義明がフジテレビアナウンサーの井上清華と共に語っています。
アナ 終盤の7回に西武が逆転しましたよね。
岩本 そうですよね。ファイターズ目線から言うと、リードして追い付かれ、そしてまたリードして再び追い付かれ、またリードして、と3回リードしてから、その後に逆転されているんですよね。
アナ うーん。
岩本 豊さん、日本ハムの継投も踏まえて、逆転された部分はどう思われますか?
高木 僕は終盤に宮西を使うというので、7回だったらまだ早いのかなとは思うんですけど、公文で良かったのかなと。西武の打順的にも考えて、公文じゃ荷が重いんじゃないのかなと。(※7番中村がヒット、8番栗山が四球、9番金子がタイムリーで1点差となり、1番秋山から公文が継投で投げることになり、秋山には四球、2番源田は三振で1アウト満塁で浅村となる)
岩本 はい。
高木 それと一手遅れていますよね。公文を金子のところで出せば良かったなという。
岩本 はい。まあ、継投が失敗になった場合、私たち解説者はそこをつつかないといけないですからねぇ。
高木 ただね、ファンも宮西で打たれるんだったら、納得したと思うんですよ。
岩本 はい。
高木 宮西を残して公文が打たれた。それをファンがどう考えるかですね。
岩本 まあ、昨日(8/19)の負けではトンキンがやらかした状態になっているじゃないですか。
高木 はい。
岩本 そこで、もしかしたらファイターズベンチの中で宮西を温存したんじゃないのかなと。
高木 まあ、トンキンの代わりにね。
岩本 というのも考えられませんか?
高木 まあ、考えられるけど、そんなことを言っている場合じゃないよね。
岩本 そうですね。
高木 2位の日本ハムは追い掛けるチームなんだから。
岩本 はい。もう一つと落としてはいけない立場ですからねぇ。
高木 そうですよ。それを考えると、あそこで公文で良かったのかなって。
岩本 はい。
高木 そう思いましたね。
岩本 でも、金村さん、浅村はあそこで満塁ホームランとは勝負強いですよね。
金村 勝負強いですねぇ。今年は特にキャプテンですし、これ甲子園も大阪桐蔭が優勝しそうですね。
岩本 ハハハ(笑) 甲子園での始球式、お疲れ様でした。
金村 いやいや、活躍しているのは桐蔭だらけですもんね。
岩本 そうですよね。また浅村は左ピッチャーから今シーズン、ホームランを打っていないのにこの場面で打ちました。
【今シーズンの浅村の右左別の打撃成績】
対右 打率.305 本塁打23
対左 打率.323 本塁打0
2018年8月19日の試合前時点
岩本 金村さん、このあたりのデータはどう影響あると思いますか?
金村 たまたまだと思いますけどね。画面上でしか満塁ホームランの打席は見てませんけど、最初は自分のタイミングで打っていたら公文の球に差し込まれていましたけど、満塁ホームランの球では軽く早い目にタイミングを取りましたよね。あの対応力ですよね。今年すごいと思わせてくれますよね。
岩本 はい。ここ一番でのナイスバッティングでしたね。
以上です。
高木豊の言葉は結果論が多いんですよね。それにても西武は日ハムの心を折るような勝ち方でした。